ナラの木活用プロジェクト❶
巨木が校歌板になるまでの道のり
「伐採木を活かしたい。町ととりくむ、小中学校プロジェクト」続編。
ナラの伐倒から、校歌板設置まで。
約4ヶ月間の道のりと、それぞれに関わったあさまのぶんぶんたちの思いを伝えます。
:伐り倒す
高さ23mもの巨木は、伐るのも大仕事。
倒す方向と垂直になるよう切り込みを入れる。重機で押すもびくともしない。
何度目かの挑戦で倒れると、轟音とともに大地が揺れた。
2本の木はおそらく兄弟
まだ伐られたくない…という意思を感じました
大切に使ってください
アーボリ担当
:工場へ運ぶ
通称「ヒアブ」と呼ばれる原木運搬車が登場。
荷台に積むため3〜4mほどに玉切りするが、あまりの重さに持ち上げられない一幕も。
2本のナラの総重量は、およそ6トン!
生命力のある木だと感じました
新たなるスタートに携われて光栄です
運搬担当
:製材する
年の瀬も押し迫るなか、連日の寒さで製材機の電気系統が不調。
手動で原木をセットし、新しいを刃を取り付ける。
凍りついたナラは鋼のようのな硬さで、ゆっくり挽きすすめる。
うまく山の形になるかドキドキの製材でした
ぶんぶんファクトリーにも遊びに来てください
製材担当
:乾燥させる
乾燥室に入れて年越し。
製材時に発生する端材を熱源に、低温でじっくり水分を減らすため木の質感が保たれる。
4週間ほどかけ、含水率が70%から12%にまで下がると完了。
:加工する
プレーナーやサンダーで、板をさらに平滑にしていく。
樹皮のついたミミ部分は、自然な表情を壊さないよう慎重に整える。
ナラ独特の虎の縞模様を思わせる杢(もく)が美しい。
板が大きいので、寒さの中 苦労しました
木に興味をもつきっかけになるといいです
木工担当
:設置する
完成した校歌板は、横幅2.7m、重さ140kg。
きたもっくの木工・建築・ストーブチームが集まり、7人がかりで階段をあげる。
足場を組み、地震でもズレないよう壁に固定した。
無事完成しほっとしました
長野原の自然の豊かさが伝わると嬉しいです
設置担当
ナラの木活用プロジェクト(まとめ)
プロローグ
1:道のりと関わった人たち
2:浅間の大地を表現した 校歌板
3:自然の多様性を伝える 教室札
4:読んで感じる なんの木本棚
5:手触りを楽しむ 木のメモ帳
produced by あさまのぶんぶん