台風予報のキャンプ、行く?行かない?悪天候時の注意点まとめ

こんにちは。キャンプ場スタッフのつぐつぐです。

北軽井沢は夏が終わって涼しい日が続いています。
※雨の日は、涼しいを通り越して寒いので、フリースや軽いダウンなど暖かい服装をお忘れなく。

さて、今回は秋に多い「台風」のお話。強い風と雨をもたらす台風は、キャンプの大敵!!天気予報の見方から台風時に起こる危険やキャンプ場で行っている対策をまとめました。

台風の基礎知識


台風は、海上で湿った空気を吸い込んで、雨雲と強風を伴って進む低気圧。

 

中心気圧が低いほど強い風が吹きやすく、ざっくりした目安は990hPa前後が弱い台風、960hPa以下は強い台風なようです(※2019年の19号は上陸時955hPa)。

 

天気予報では風が吹く範囲と強さ(大型・超大型/強い・非常に強い・猛烈な)で勢力を表しています。

※細かい情報は気象庁の「台風について」解説を見てください。

▲ 気象庁の台風情報に追筆

よく見る台風の経路図、白い予報円は「ここを通るかも」を表しています。未来に進むにつれ円が大きいのは、勢力が大きくなるのではなく「かも」の範囲が広くなるからです。

また、暴風域から外れても大雨や強風になることも(2018年台風12号)。実際の雨量や風の強さは台風だけではなく、周りの状況にも左右されるようです。

 

傾向がつかみにくく先が読めないことが多いので、気象庁のwebサイトとテレビやラジオの情報をよく見て、どれくらいの勢力なのか、進路はどうか、最新の情報を小まめに確認することが大切です。

 

キャンセルフリー対応


台風の場合、スウィートグラス(群馬県長野原町)が高い確率で暴風域に入ると予想される場合はキャンセル料をいただいていません。

※気象庁の情報をもとに判断し、webトップにてお知らせします。お知らせ前にキャンセルした方は、キャンセル料が発生します。

(長野原町に気象警報が発令された場合も、キャンセル料は発生しません)

 

キャンセル料が出る出ないにかかわらず、来場しない場合は必ず電話連絡(もしくは前日まではネットでキャンセル操作)をしてください

 

キャンセル割引券


キャンセルフリーのお知らせがまだ出てないけど、心配だからキャンセルしたい!という方は、宿泊予定日の7日前から段階的にキャンセル料が発生します。

いただいたキャンセル料の8割の金額を「次回以降使える割引券(宿泊予定日から半年間有効)」として発行しているので、あまりネガティブにとらえず不安があればキャンセルすることをおすすめします(特にテントの方)。

 

テントサイト、悪天候時の対応


天候の影響をもろに受けるテント泊。台風の規模にもよりますが、心配があれば無理をせずキャンセルをする選択を。空きがあればコテージ・キャビンに変更するという手もあります。

 

◆林間エリアは落木注意!!

吹きさらしの海と比べたら、たくさんの木が風を受け止めてくれるので人が歩けなくなるほどの強風はほぼありません。

その代わりに枝がたくさん落ちます。

樹高15m以上の背の高い木は、風の影響を受けやすいので要注意です。長さ1m以上腕ほどの太さの枝が地面をえぐって落っこちていたこともありました。

▲ 2019年10月12日台風19号通過後の林間エリアに落ちていた枝

危険と判断した場合、他のテントサイトやコテージ・キャビンに移動の提案をします

また、林間エリアに泊まる場合は車に傷が付かないように背の高い木が少ないエリアに車の移動をお願いしています。

 

◆大空エリア・デビューサイトは強風注意

植栽に囲われていない大空サイト・浅間ビューサイト・デビューサイトは風にあおられやすいです。

テントの張り綱はしっかりペグダウンするのはもちろん、タープは状況に応じてたたんでください。

 

◆雨が溜まる場所は水没注意

通常水はけの良い土地なので、雨が弱まれば徐々に水は引いていくはず。ですが、台風で大雨が長時間続くとなかなか水が引きません。

あらかじめ、なるべく水が溜まりにくい場所に割り振りを心がけていますが、混雑時にかかる連泊の方は避けられないことがあります

台風でキャンセルが出た場合、よりよい区画へお引っ越しが可能です。雨がひどくなる前に移動の提案をこちらからすることがあります

▼ こちらの雨の日に気をつけたいことまとめも参考に。

雨の日のキャンプどう過ごす?注意点や楽しみ方まとめ

 

おしぎっぱの森、頭上注意


雨・風が強い時はおしぎっぱの森に入らないでください

いつもなら膝下ちゃぷちゃぷする程度の地蔵川が濁流になります。森全体が音を立てて揺れるような日は、立派な木の枝さえも簡単に落ちます。

強風・豪雨の時、おしぎっぱの森は危険です。

 

◆豪雨・雷・台風後の森で遊ぶときは…

定期的にメンテナンスを行っていますが、予期せぬ事態が起こらないとも限らないのが自然の中で遊ぶということ。おしぎっぱの森で遊ぶ際は、足元や頭上に十分ご注意のもと遊んでください。お客様自身でも十分注意いただき、お気づきのことはスタッフまでお声掛けください。

 

停電・断水も覚悟して


断水は滅多にありませんが、停電はよくあります。

コテージ・キャビンに泊まる方もランタンを持参されることをオススメします。

▲ 2019年台風19号接近時は断水を想定し施設のお客様にもジャグを配布、あらかじめ水をためて備えました

 

帰るまでがキャンプ、交通情報もチェック


スウィートグラスが位置する群馬県長野原町は、沿岸部に比べれば台風の直撃が少なく、暴風域に入ってもトラックが横転したり看板が吹き飛んだりという被害はほとんど聞きません。

その代わりに、倒木で国道がしばらく通行止めになったり、細い峠道が雨量制限で通行止めになったり。

▲ 2017年10月25日台風21号でジェロニモの滝近くのキハダが倒れました

最新の交通情報を確認して安全運転でお越しください。

高速道路:http://www.jartic.or.jp/

通行止め情報:群馬県http://www.kendobousai-gunma.jp/

 

過去の台風の記録


過去のブログを参考に、ここ数年の台風の様子を紹介します。

◆2020年

2020年9月(12号)と10月(14号)は一時フリー対応しましたが、進路がずれたので2日後には解除しました。日本に台風の上陸がなかったのは2008年から12年ぶりだそうです…

 

◆2019年

●台風19号:ここ数年で最も勢力が強く、周辺道路は路肩崩壊・倒木・雨量制限で一時的に通行止め、陸の孤島に。キャンプ場には大きな被害はありませんでしたが、12日(土)宿泊分はテントサイトは宿泊不可、キャンセルフリーの対応になりました。

接近2日前の予報の様子

▲ 通過中の様子2019年10月12日

通過翌日の様子通過5日後の様子

 

●台風6号:7月27日(土)宿泊分はキャンセルフリー。天気予報では大荒れの様子がなく、夏休みのためテントサイトにもお客様が多く宿泊。場内に大きな影響はありませんでしたが、深夜の大雨によりツールームテント2件、天井に水がたまりポールが曲がる被害発生。

予報でたいしたことなさそうでも、台風は侮ってはいけないと痛感した一件でした…

 

◆2018年

●台風24号:9月30日(日)宿泊分キャンセルフリー、テントサイト予約者はコテージ・キャビンに移動提案。

接近3日前の予報の様子

▲ 通過翌日の様子2018年10月1日

 

●台風21号:9月4日(火)宿泊分キャンセルフリー、もともとお客様が少なかったためテントサイト宿泊者なし。強い勢力でしたが、直撃は免れ影響はさほど大きくありませんでした。

接近前日予報の様子通過翌日の様子

 

●台風12号:7月28日(土)夜に最接近、例年にない西に進む台風、暴風警戒域から離れていたのでキャンセルフリーにはせず。予想に反して強風のため場内外に大量の枝が落ちましたが、お客様に被害はなし。夏休みで翌日からチェックインのお客様が多く居たので急ピッチで場内整備したのを思い出します…。

接近前日の様子

▲ 台風通過翌朝の様子

通過翌日のサイト整備の様子

 

◆2017年

●台風21号:10月22日(日)23日(月)宿泊分キャンセルフリー、テントサイトはキャビンに変更提案。林間エリアのキャビン(ミミズク・ポロ)もクローズ。おしぎっぱの森の細めの木が倒れましたが大きな被害なし。

接近前の様子

▲ 通過直後の様子

通過2日後の様子

 

●台風18号:9月17日(日)宿泊分キャンセルフリー、場内特に影響なし

接近前の様子通過直後の様子

 

 

天気予報・ライブカメラ・交通情報リンク


【天気予報】

【ライブカメラ】軽井沢方面から国道146号を登りきった峰の茶屋付近
>>>国道146号:峰の茶屋ライブカメラ

【ライブカメラ】軽井沢の町周辺>>>軽井沢町

【ライブカメラ】吾妻管内の道路
・渋川伊香保インターから降りて長野原町へ向かう国道145号バイパス
・軽井沢方面から登る国道146号峰の茶屋付近
・上田方面から国道144号鳥居峠
・高崎方面から長野原倉渕線二度上げ峠

【ライブカメラ】ついでにキャンプ場から一番近い北軽井沢交差点付近
>>>北軽井沢交差点ライブカメラ

【交通情報】
高速道路:http://www.jartic.or.jp/

 

まとめ


正直な話、台風の日の受け入れはスタッフも不安です。今まで、大雨で地面がえぐれたり、大きな枝がたくさん落ちたり、いつも温厚な地蔵川が見たことない勢いで流れていたり…

設営に問題がなさそうでも雨に押されてポールが曲がり、夜中に急遽キャビンへ避難した方が居たり(幸いケガ人はいなかった)。

台風が過ぎ去った後は、場内の枝拾いをしながら「みんな無事で良かった…」としみじみ思うのです。

 

台風が接近しているときは、

  1. 最新の天気予報を小まめにチェック(複数サイト見比べる)
  2. テレビやラジオでどれくらいの規模感か情報収集
  3. 移動経路は問題ないか(キャンプ場が晴れてても道中前が見えないくらい土砂降りなこともある)
  4. 無理しない
  5. 充分に備える(停電・断水)

無理をしないのが一番大事!!!

来場中に困ったことがあれば、状況に応じて最善と思われる対策を考えるので遠慮なくスタッフまでお声かけくださいね。

 

■キャンプ場北軽井沢スウィートグラス■