キャンプを100%楽しむための、ルールとマナーのおさらい(2024年版)

最終更新日

キャンプ場スタッフのつぐつぐです。

アウトドアに身を置くキャンプでは、何気なくやっている行動がマナー違反になってしまうことも!なるべくみんなが快適に過ごせるようにキャンプ場ではルールとマナーの提示をしています。

今回は、スウィートグラスで過ごすときに気をつけて欲しいことを紹介します。初めてキャンプに行くよ!という方は是非読んでみてくださいね。

(※2021年7月7日に公開した記事を再編集しました)

スウィートグラスはグランピング施設じゃない

スウィートグラスでのキャンプは「自分のことは自分でやる」スタイルです。いわゆる「上げ膳据え膳」のサービスはありません。

例えば…

  • レンタル品は管理棟へ取りに来て、管理棟に返却
  • ゴミは置きっぱなしではなく、片付けてゴミステーションに捨てる
  • ホテルでは普通に置いてある、アメニティ(タオルや歯ブラシ、シャンプーなど)は部屋に置いていません(売店では販売しています)

スタッフは快適に過ごすためのサポート役、わからないことや困ったことがあればお手伝いさせていただきます。気軽にお声かけくださいね。

「元通りに戻す」のも大切にしている考え方です。汚しっぱなし、やりっぱなしはNG。「そのうち誰かがやってくれる」という考えは捨ててくださいね。

多くの人が使う炊事棟やトイレも、みんなが気持ちよく使えるように「排水溝に残飯を流さない(生ゴミは必ず回収)、使った後はさっと周辺を流してきれいにする」などちょっとした心遣いをお願いします

※コテージ・キャビンでは、不慣れな人だと危険と思われる作業(例えば、使用直後の薪ストーブ炉内の灰の回収)や、きちんとした清掃はスタッフが行います。お客様には基本的なこと(借りたレンタル品を管理棟へ返却する・ゴミを捨てる・使用した備品を元の位置に戻すなど)にご協力をお願いします

田舎の夜は静か「にぎやかに騒ぎたい人」には向いてない

スウィートグラスの周辺は、牧草地・畑・川・森、別荘が点々と。500m先には酪農家さんがあります。夜になると雑多な音はあまりなく、遠くでフクロウの鳴き声が聞こえることも。

田舎の夜はとても静かです。大人数で集まって騒ぎたい人には向いていません。22時以降は静かに過ごしていただきます

■ 22時以降、どのくらい静かに?

22時以降、屋外で普通の声でしゃべると、そのまま周囲に聞こえてしまいます

テントは布1枚のため、ほぼ屋外です。

ヒソヒソ声でもお隣に聞こえます。要件を伝えるため、一言二言そーっとしゃべるには問題ありませんが、ひそひそ声がずーっと聞こえていたらわずらわしく感じますよね…。

ガソリンランタンなど強い明かりも消すようにお願いします。

コテージ・キャビンでは…

屋外(デッキも含む)でおしゃべりしないのはもちろんのこと、窓を開けての談笑も声が響きます。(屋外での電話も声が通るので控えてください)デッキでバーベキューなどしている場合、22時には部屋に入れるよう21時を過ぎたら片付けを始めてくださいね。

車のドアも「バタン!」とはせず、そーっと開け閉めを心がけてください。

また、日中も含め場内では「音楽を流すのは禁止」としています。音楽(テレビ・ラジオも含む)を楽しみたい方は、ヘッドホンをつけて聞いていただくようお願いします。(※イベント開催時や管理棟・売店・アサマヒュッテでは音楽を流しています)

キャンプって意外と忙しい、早め早めに行動を

1泊のキャンプだと案外忙しいです。荷下ろし・撤収に余裕を持ってスケジュールを組んでくださいね(特にテントは初めてだと設営に2時間はかかります)

キャンプの醍醐味、バーベキューや焚き火も準備に時間がかかります。バーベキューの「炭」は、火をつけてからお肉を焼くまでに最低でも30分は必要

逆にしっかり付いた火はそう簡単には消えません。片付けにも余裕を持って。焚き火や炭は、燃え尽きるまで時間がかかるので、就寝やチェックアウト時刻のギリギリまで焚かないようご注意を。

▼ バーベキューの火の扱いまとめはこちらを参考に

スウィートグラスでは、22時から翌朝6時までがおやすみタイム(消灯時間)となります。21時を過ぎたら静かに休むための準備(片付け)を進めるようお願いします。

少しでも長く遊びたい!!という方は、第3駐車場に車を移動してもらえればチェックイン前、チェックアウト後も滞在可能です。※チェックイン前はまず第2駐車場で受付を済ませてから遊んでくださいね。

車のスピードは5km/h(大人の早歩きくらい)で

コテージ・キャビンは宿泊施設のすぐ横に駐車スペースがあります。テントサイトは(ソロサイト以外)サイト内に車乗り入れ可能です(冬期は異なります)。※宿泊区画内からはみ出なければ、複数台駐車可能です。止められない車は第3駐車場へ。

朝6時~22時の間、車の入退場や場内走行は可能です(逆に22時~朝6時まではエンジンの始動、走行を禁止しています。お出かけの際は22時までにお戻りください)。

小さいお子様やわんちゃんが走り回っているので、場内走行時はすぐに止まれる速度で徐行をお願いします。

場内の一部では、通路が狭いため一方通行になっています。通路にある標識をよく見て走行をお願いしますね。

長時間のアイドリングは、排気ガスや音の問題があるため控えてください。※「体調不良でクーラーを使いたい」「バッテリーが上がってしまった」などお困りのことはスタッフまで相談くださいね。

管理棟前の道路で車を止めると、通行の妨げになります。ちょっとトイレに、ちょっとゴミ出しに、ちょっとレンタル品を下ろすだけ…と一時的に止めたい気持ちはわかるのですが、通行人が多く、車の量も多いので、ヒヤッとする場面を多く見かけます。管理棟周辺に用事がある場合、第2駐車場に駐車してください


▲ チェックアウトの混雑時にゴミステーション前に停車する人が多いです。第2駐車場を使ってくださいね。

テント間をすり抜けての通行はNG

おうちでのんびりくつろいでいる時、知らない人が勝手に家に入ってきたらびっくりしますよね。テントは寝室でタープはリビングと同じ。場内を歩いて移動をする際はテントの間をすり抜けずに通路を歩いてください

通路やサイト周辺で、ボール遊びやバトミントンはNGです。ロープに引っかかって転んだり、焚き火やガソリンランタンなど火を扱う場面で危険だったり、事故の原因になりかねません。遊ぶときは多目的広場やトランポリン広場でお願いします。

ゴミの分別は普段と違う?ゴミ袋に入れる前に確認を

 

各自治体ごとに異なるので、お住まいの地域とも他のキャンプ場とも差があるゴミの分別方法。

スウィートグラスでは、燃え残りの灰や炭は最寄りの灰捨て場へ(場内6カ所、マップで場所を確認してください)。

燃えるゴミは、受付時にお渡しするゴミ袋(2泊につき1枚は無料、追加は1枚50円で販売)へ入れてゴミステーションへ捨ててください。

特に多い間違いは…

  • 金属の焼き網が燃えるゴミに入っている(正しくは燃えないゴミ
  • ペットボトルが燃えないゴミに入っている(正しくは燃えるゴミ
  • 壊れたチェア・テント・タープをゴミステーションに放置(正しくは持ち帰る
  • 中身が入ったガス缶(正しくは使い切った物のみ燃えないゴミへ)

特に中身が大量に残っているガス缶は危険を伴います。ゴミステーションに捨てるのでなく、管理棟で引き取るので相談ください。

カラス・ノラ猫に注意

カラスやノラ猫がみなさんのゴミ、食材を狙っています。

少しでもサイトを離れる際は、蓋の付いた箱に保管をお願いします。

▲ ちょっとしたことで百年先の環境をまもることにつながります

火の取り扱い要注意

地面が傷んでしまうので、あらかじめ焚き火炉が併設されている施設(サイト)以外は、ある程度高さのある焚き火台を使ってください。

最近では、いろいろな焚き火台が販売されていますが、地面から約15cm離れていないと熱で焦げてしまう恐れあり!耐火シートを合わせて使ったり、レンガなどでかさ増したり、地面を傷めない配慮をお願いします。


▲ 年々芝生の面積が減っています…アツアツのダッチオーブンも焦げの原因になるので直接地面に置かないように!!

夏に需要の多い、花火は禁止です。

「一酸化炭素中毒」は身近に起こる命に関わる危険

焚き火はキャンプの醍醐味のひとつですよね。ですが、「火」は取り扱いを間違えれば、命を落とす恐れのある危険な存在になります。

体調不良など異変を感じたらスタッフまで連絡ください。

▲ こちらも参考に

タバコはどこで吸える?ペットは?ドローンは?

基本、場内禁煙ですが宿泊区画内(コテージ・キャビンはデッキや駐車スペースなど屋外)で喫煙可能です。携帯灰皿を使用し、吸い殻はポイ捨てせずにゴミとして処理をお願いします。

ペットはリードを着用(柵付きサイト・withDog施設のぞく)、トイレは極力おしぎっぱの森で済ませてください。他のエリアでしてしまった場合も、うんちは回収し、おしっこは水で薄め、においが残らないよう配慮をお願いします。

ドローンは禁止です。(イベントや広報撮影で使用する場合は、管理棟にて告知します)

感染症対策にご協力ください

スウィートグラスは、1泊でコテージ・キャビン・テント合わせて150組およそ500名ほどが宿泊します(予約に空きがない場合)。

炊事棟やサニタリーは時間帯によっては混雑します。利用時間の短縮や時間帯をずらすなど混雑緩和にご協力をお願いいたします。

適した服装・装備を準備して

北軽井沢は標高約1150m、都心から比べると寒い地域です。ルール・マナーから少しそれますが、気温に適した服装や装備がないとキャンプは楽しめません

天気予報は小まめにチェックし、適した服装でお越しください。また、11月~4月上旬までは路面凍結の恐れがあるため車の運転は充分にご注意を。スタッドレスタイヤ(もしくはチェーン携行)で安全運転でお越しくださいね。

毎月装備品のまとめ記事を更新しています。来場前にチェックしてくださいね。

思いやりを持って、楽しいキャンプを!!

アウトドアは「想像力が大切なレジャー」キャンプフィールドはあくまでも「場」、「場」の楽しみ方は利用される方の想像力次第です。

みんながスウィートグラスでのキャンプをより快適に、楽しく過ごすためには、自然を愛でる心と一人ひとりの思いやりの輪が大切なカギとなります。

「自分だけではなく、周りの人も気持ちよく過ごせるように」

私たちスタッフは、スウィートグラスで過ごすひとときが特別な思い出となるよう全力で応援させていただきます。

皆様のご来場をおまちしております。

▼ キャンプのマナーについてはこちらも参考に ▼

キャンプ場北軽井沢スウィートグラス

ブログ「読むスウィートグラス」
instagram
facebook
note