伐採木を活かしたい。
町ととりくむ、小中学校プロジェクト始動
きたもっくが、地域に対してできること
きたもっくが根を下ろす、群馬県長野原町と「包括連携協定」を結んだのが、およそ1年前。
地域が抱える課題に対し、自治体と民間企業が協力して解決を目指す取り組みは、ここ10年で全国に広がっている。
事例としては、災害時の復旧作業やインフラの整備、社会福祉の充実などが挙げられる。
では、私たちきたもっくは、長野原町に対してどんなことができるのだろう?
ファースト・ミッションは、伐採木の活用
来年から再来年にかけて、東中と西中が統合して長野原中学校に、北軽小と応桑小が統合して浅間小学校となる。
校舎の改修工事が計画されると、西中学校の校門付近に生えている、大きな2本のコナラが問題になった。
何十年も子供たちを見守り続けた木を、だた除いてしまうのではなく、新しい学校で活かしたいというのが町の希望である。
高度な伐採技術を有し、広葉樹の製材・乾燥・加工を手がける私たちにとっても、地域に貢献できるまたとない機会だ。
プロジェクトメンバーは、西中卒業生
先日、その大楢(樹種はコナラだが、オオナラと言いたくなるほど立派な巨木)を、数日かけて伐倒した。
メンバーの1人は、西中学校のOGである、星野絵美さん。
きたもっくの仕事に携わりながら、「スターフィールド」という屋号で活動し、アーボリストの世界大会にも出場した。
中学生のときには想像もしていなかった大仕事に臨みながら、「ただ伐るだけじゃないから」と微笑む。
このコナラが校歌板や教室札に生まれ変わるのは、来春。
その道のりを、数回に分けてリポートします。
ナラの木活用プロジェクト(まとめ)
プロローグ
1:道のりと関わった人たち
2:浅間の大地を表現した 校歌板
3:自然の多様性を伝える 教室札
4:木の物語を感じる なんの木本棚
5:手触りを楽しむ 木のメモ帳
produced by あさまのぶんぶん