渋川バイオマス研究所を見学しました
バイオマスから見る未来

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渋川バイオマス研究所

渋川バイオマス研究所は、2014年に廃校となった、群馬県渋川市・旧上白井小学校を拠点として、地域に根差した木質バイオマスエネルギーの研究と実践を行っている。2022年に行われた、環境省主催ローカルSDGsリーダー研修「migakiba」で出会ったことをきっかけに、見学をさせていただいた。


バイオマス研究所では、地産の未利用木材から作られる乾燥チップを事業者から購入し、ガス化させ発電を行う。超小型バイオマス発電ユニットは、駐車場1台分に納まる大きさ。案内をしてくれた大久保さん曰く、構造もシンプルなのでメンテナンスもしやすいとのこと。導入ハードルも低く、燃焼後に排出されるバイオ炭は農業用土壌改良材等に活用される。排熱は併設されたハウスに送られ、イチゴの栽培実験を行っていた。廃校を利用しているため、子ども達に向けて環境学習も積極的に実施している。


超小型で分散型の発電ユニットは、大型発電施設に比べ、電力と排熱の地域内有効活用がしやすい。今後は、地域の人がエネルギーを気軽に利用できるようにするなど、より開かれた場にしていきたいそうだ。

きたもっくも、地域のエネルギーインフラとして、薪の製造販売を行っている。この春には、製造場が拡大され、一般家庭だけでなく、農業事業者等にも利用を広げていきたいと考えている。地域の資源をエネルギーとして活用するのは、かつての薪炭林と人の関係のように、自然と人の長い関係を築く重要なポイントになる。