15%の節水を実現しました
キャンプ場で考える、資源の大切さ

根幹から枝葉まで、垣根をこえて考えてみる

2022年末に開催された、東京ミッドタウン・デザインハブ「かちのかたちたち展ー捨てる手前と後のこと」。

きたもっくも実践企業として、事業活動におけるゴミの境界や資源の循環について展示発表した。

木質地域資源を上手に使い切るカスケード利用や、地域全体の循環構想については、昨年末の百年プレスでも触れている。

足元の取組みとしては、私たちが毎日消費する資源に目をむけた。

きっかけは、スタッフが主催した「循環カフェ」

きたもっくが考える地域循環を実現するため、自分たちに出来ることやお客さまと取り組めることなど、500近いアイデアが生まれた。

 

まずは、いのちの「水」からスタート

キャンプ場「スウィートグラス」には、年間約10万人が宿泊する。

私たちスタッフや来場者が使用する電気・ガス・水の削減は、ローカルにはインパクトが大きい。

まずは、必要不可欠な「水」について、使い方を見直してみた。

キャンプ料理は焦げつきやすく、煤で真っ黒になる。

レンタルやお気に入りのギアをピカピカにするため、洗剤をたくさん使い、水を出しっぱなしにしがちだ。

 

油汚れは新聞紙を再利用して拭取り、焦げはスクレーパーでこそげ取る。

油を使っていない食器は水洗いで済ませ、最後に分解処理しやすい非合成洗剤を使用する。

スタッフも実践しながら、ブログや掲示物を作成して宿泊者に呼びかけた。

また、施設のシャワーヘッドを節水仕様に交換した。

地道な取組みの結果、キャンプ場全体で1人当たり約15%の節水を実現!

水の使用量が減れば、排水処理にかかるエネルギーも削減できる。

キャンプが教えてくれること

キャンプは自然のなかに滞在し、自ら用意したもので寝食を賄うことが大前提。

テントやキャビンには水道はなく、タンクに水を汲んできて使う。

一日の生活にはどれくらいの水が必要か。普段の暮らしでは分からないことも実感できる。

水だけではない。食事を作り暖をとるための薪も、手元を照らすランタンの光も、限りのある資源から成り立っている。

キャンプでは、普段の生活には当たり前にあるものがなかったり、手間が増えることもある。

そこに学びと気づきが転がっている。

キャンプ場は自然と人の接点としてだけでなく、社会課題に対して果たせる役割もあるはずだ。

地域資源の活用や人の関係再生の場づくりも、キャンプ場を起点に始まっている。