本格シーズン前の現場見学!あさまの薪の薪づくり


あさまの薪に新しく導入された巨大薪製造マシン「pinosa(ピノサ)」。
2年前にイタリアの製造元にオーダーしたが、コロナ禍真っ最中で物流が滞り、今年ようやく到着した。
イタリア語の説明書を読み解きながら組み立て、通電し、この春から稼働している。

効率大幅アップの実力とは


導入の最大メリットは、作業の自動化と玉切り工程のパワーアップだ。
薪は、原木→玉切り→薪割りの順番で分割して薪になる。
チェンソーを使った原木の40cm玉切りカット、その後の薪割り機への移動という人力の重労働が、pinosa導入により全て機械作業になり解消。
玉切り後はそのまま薪割りへ進み、ベルトコンベアで流れて薪バッグに集材される。

また、玉切りをする直径130cmの巨大チップソー(丸のこ)も効率アップに一役買っている。
最大直径50cmの原木も切断できるチップソーのパワーは、従来のチェンソーの比ではない。また、長さを均一に制御できるシステムにより、これまで以上に多様な薪を作ることが可能になった。

新しい薪、登場


今年からキャンプ場スウィートグラスの薪が変わる。
通常の30〜40cm長さの薪に代わり、丈の短い(大体20cm弱)ころんとした愛らしいサイズの薪、通称「タンコロ薪」になる。
タンコロとは、丸太を規定の寸法に切る玉切り作業で出る端材の丸太(切り株)のこと。

今まで使いあぐねていた端材や小径木も、pinosaの導入により新たに商品として価値化できるようになった。
新体制での薪製造は始まったばかりだ。今年はより多くの方を温めるお手伝いができるよう、今日も薪づくりに勤しんでいる。

あさまの薪へのご注文はこちらから。人気のナラは早めに完売することもあるのでお早めに