保育に活かされる自然の気づき
としまみつばち保育園の園児達によるTAKIVIVAでの2泊3日の合宿が開催された。焚き火やキャンプファイヤーを囲み、森を探索して宝物を見つけるなど、緑が濃くなり始めた北軽井沢のフィールドを存分に楽しんだ。
としまみつばち保育園は社会福祉法人豊川保育園が運営する東京都北区の保育園。子ども同士が自らの力で考え、対等に話し合えるよう、アクティブラーニングを取り入れながら保育を行っている。大人も子どもも、同じ目の高さで物事を考え様々な経験を共有し合える関係づくりを目指していることから、きたもっくの自然と人、人と人の関係づくりに共感いただき継続した協業をしてきた。
2021年の1回目の園児合宿を経て、新人保育士を対象に4保育園の代表者合同研修合宿も実施。 スウィートグラスの大型イベント『アサマ狼煙』へスタッフとして参加する研修プログラムだ。マニュアルのない子ども相手の現場仕事を臨機応変な「保育観」をもって取り組めるようにと、自然に左右されながら不測の事態にも対応する「フィールド観」を大事にするスウィートグラスのスタッフと一緒に働いた。
森に入るとき、手を繋いで横並びに歩くことは難しい。木々に囲まれた森の中では、大人も子どもも一列になり、自分が歩く方向をよく見て、お互いの気配を感じ取る感覚が大切だ。自然の中での気づきは子どもとの関わりにも活かせる。きたもっくが長い時間をかけ蓄積してきた気づきをオープンにしていくことで、多くの分野で新たな化学反応を起こしていきたい。