冬のイベント「ラッキーナッツパーティ」の魅力まとめ(2021年版)
こんにちは。キャンプ場スタッフのみうみうです。
北軽井沢スウィートグラスでは12月3日~25日までの間、「コロモックたちのラッキーナッツパーティ」というイベントを開催しています。
コロモックとは何者なのか?クリスマスイベントと何が違うのか?当イベントのストーリーや魅力をまとめてみたのでどうぞご覧ください。
コロモックとは?
コロモックとは「森の妖精」。
スウィートグラスの奥にある「おしぎっぱの森」に、ずっと昔から棲んでいます。トレードマークは、三角のトンガリ帽子。赤や青、緑など、それぞれのコロモックにあった色をかぶっています。
キャンプ場の中に隠れている8人のコロモックをさがす「コロモック探し」は、子どもたちに大人気。
参加は無料、管理棟前に「コロモック探し」の用紙が置いてあります。季節ごとに隠れる場所が変わるので、ぜひチャレンジしてみてください。
▲むらさき色の帽子は「ショルジ」。森の植物などの絵を描くのが上手。
(写真は昨年のもの。今年はどこに隠れているのかな?)
北軽井沢の自然とラッキーナッツパーティの由来
標高約1,150mに位置する北軽井沢の冬は、長く、とても寒い。路面凍結のため11月~GW頃までスタットレスが必要。特に寒い日は-15℃になることも。そんな厳しい自然のなかで、コロモックたちはどうやって生きているのでしょうか?
短い夏が終わると、美しい紅葉が始まり、場内には、ドングリ・松ぼっくり・ヤマボウシの実など、様々な木の実がつきます。
コロモックたちは、冬に備えて木の実を集め始めます。集めた松ぼっくりやドングリなどは、森のつどいばに運ばれ冬越しの食料、また火をおこすための燃え種(もえくさ)に。
浅間山が白くなり始めると、コロモックたちも急ぎます。浅間山に三度雪が降ると、北軽井沢にも雪が降る合図といわれています。(結構的中します)
本格的な冬のシーズンが来る前に、木の実を充分集めたら冬を迎えるお祝いをします。それが「ラッキーナッツパーティ」です。
木の実で作ったごちそうを食べて、踊って歌って。みんなで、森のつどいばに炎を灯します。灯火は冷えた身体を温め、森の暗い夜を照らす希望の光。コロモックたちはその灯火を目印に、みんなでよりそって冬を過ごすのです。
コロモックたちの暮らしは、北軽井沢で生きるものたちの姿そのもの。
私たちも、この北軽井沢で暮らしていくために、コテージやキャビンに薪ストーブを設置し、薪をつくり、山を、養蜂を、と拡がっていきます。
(このお話も熱くなってしまうので、、、薪については下の記事を)
リスには、「貯食」という習性があり、冬が近くなるとどんぐりを巣穴に運んだり、穴を掘って埋め、ストックします。時には100箇所ほど隠す事もあるようで、隠した場所を一部忘れてしまうそうです。
しかし、忘れられたドングリは、決して無駄なものではありません。リスによって運ばれ、埋められた場所から新しい芽を出します。リスの営みも、森の循環の一部になっているのです。
コロモックの「森のつどいば」を覗いてみよう
冬の間、コロモックたちが食料や燃料を保管している「森のつどいば」。つどいばの灯火を目印に、暗くて寒い夜をみんなで寄り添って過ごします。
今年ラッキーナッツパーティは、そんなコロモックの「森のつどいば」を再現しました。
2021年12月3日〜25日の間、ライトアップを行っています。
ラッキーナッツパーティは、今回で4年目を迎えます。実は、始まって2回目までは、みんなでアサマヒュッテに集まるパーティを行っていました。
しかし、昨年より室内に集まることが難しくなったためワークショップキットを、各宿泊先で楽しむ形に変更しました。今年も、昨年に引き続きワークショップキットを準備しています。(ワークショップの詳細は次項へ▼)
少しでも、何かみんなで作りたいなという想いからイベント「コロモックと森の灯りづくり 」を開催しました。宿泊先にて各自作成したキャンドルキットを持ち寄って森のつどいばにある、シンボルツリーをみんなの光で照らします。
土曜日のイベントなので、予約の残りは僅かですが(12/7時点)見学はどなたでも自由です。ぜひ記念写真など撮りに足を運んでみてください。
3つのワークショップキット
①森のリースづくり
北軽井沢周辺に自生する植物のツルや、モミの木。場内にあるおしぎっぱの森にある、たくさんの松ぼっくりやドングリなど、北軽井沢の自然の恵みをふんだんに使った、リースが作れます。
11月中旬に、自社の所有する二度上山から蔓採取。リースの土台となるのですが、約100個分のリース土台と、装飾に使用する量を調達するのは一日仕事。
フジ・クマヤナギ・ヤマブドウなど。こうして集めた蔓を、一つずつ輪っかにしていきます。毎年人気のウバユリは、姉妹施設「ルオムの森」からいただきます。
②松かさ帽子のコロモックオーナメントづくり
おしぎっぱの森に落ちている、ドングリや松ぼっくりで、おしゃれな帽子をかぶった、オリジナルコロモックオーナメントを作ります!
集めた松ぼっくりに、パーツをボンドつけたら、あとは顔を描くだけ。シンプルな内容で、1予約で2個作れちゃいます。
さてさて、どこに飾ろう(隠れようかな~)♪
③コロモックからのお手紙
ペーパークラフトのコロモックのお家を、お子さまと一緒に作りましょう。まずは、お家に模様を描いてみよう♪描けたら、ハサミで切り、のりで貼って組み立てます。
さてさて、お家が出来上がったら、コロモックがわかりやすい所に置いておきましょう。すると、みんなが寝ている間、こっそりと遊びに来るかもしれません?
コロモックが隠した秘密の切り株ケーキ
甘〜い匂いに誘われて、つどい場をのぞいてみると
コロモックたちが、たくさんのナッツでケーキを作っている!
そんなケーキをイメージして再現したのが「森の切り株ケーキ」。木の幹の中からコロモックが隠したフルーツやナッツがゴロゴロと出てきます。
コロモックたちのように、家族や大切な人と協力して、コロコロかわいいきりかぶケーキを作ろう!ナッツやフルーツ、クリームで飾って、どんなケーキができるのかは愛情次第。
思い出づくりにいかがでしょうか?
売店・アサマヒュッテ
ラッキーナッツパーティ開始とともに、キャンプ場はホワイトスタイル(冬季営業)へと切り替わりました。寒い冬にホット嬉しいメニューや、
①蜜蝋くるみキャンドルキット
スウィートグラスを運営するきたもっくでは、養蜂を行っています。蜂蜜はもちろん美味しくいただきますが、ミツバチたちが作る六角形の芸術的な「巣」も活用させていただきます。蜜蝋を溶かして、ちいさなクルミに流し込みキャンドルを作ります。
1匹のミツバチがつくる蜜は、ティースプーン1杯分とよく聞きます。蜜蝋は、その10分の1くらいしか出来ないそうです。このキャンドルで使用する量は、約100匹程が一生かけてつくった蜜蝋です。
小さなキャンドルですが、あたたかくやわらかな灯りとともに、やさしく甘い香りを運んでくれます。
蜂蜜をつかったお酒は年末年始のパーティや贈り物におすすめ!
百蜜オンラインショップ:https://luomu.thebase.in/
②ヒンメリキット
昨年も好評だったヒンメリキットを数量限定で販売しています。今年は、昨年一番人気だった型のみ限定30個の販売。(予約はできません)
ヒンメリは、フィンランド伝統の飾りで、「光のモビール」とも呼ばれています。太陽と豊穣のシンボルである麦わらを使ってつくるため、幸福を願うためにも飾られるそうです。
こちらのキットは、キャンプ場とご縁のある、東久留米の作家さんに毎年お願いしています。箱も手作りでとても可愛いのです。
③待望の!?新アイテム「コロモックマグ」が登場
人気のお土産マグカップに、コロモック柄が仲間入り。淡いピンクとブルーの2色展開で、大人にも使ってほしい。
既存のマグカップより一回り大きく、冬は温かいココアなど飲んでもらいたい。コロモックポストカードも再入荷しました。
④アサマヒュッテでほっと甘い時間
▲百蜜マフィン 姫リンゴのコンポートクランブル
今季は、アサマヒュッテが平日も営業します。
自社蜂蜜「百蜜」を活用したメニューはもちろん、自社で育てた姫リンゴやナツハゼを使ったスイーツも絶品。
個人的には、「百蜜姫りんごティー」「百蜜となつはぜのカマンベールチーズケーキ」がおすすめです。
さいごに
期間中は、イベントに参加しなくても「森のつどいば」のライトアップが見られるだけでなく、コテージやキャビンの入り口にはスタッフみんなで作ったスワッグが付きます。表情も様々。
入り口もライトアップされ、素敵なフォトスポットになっています。
そして、きらきら輝くイルミネーションの消灯の後はやはり天然イルミネーション、満天の星空を堪能!
寒くても、いや寒いからこそ、炎や、
マスク・手洗いなど感染症対策を十分にしたうえでおでかけください。