「キャンプ場は一日にしてならず」
北軽井沢小学校で特別授業
地元・北軽井沢小学校で、5年生を対象に「観光業」をテーマに授業を行った。きたもっくが地元の小学生を対象に授業を行うのは3年連続で3回目となる。
「約30年前、なぜきたもっくはキャンプ場を始めた?」
キャンプ場に度々訪れるピンチをチャンスに変えるアイデアを小学生に考えてもらいながら、決して順風満帆ではなかったきたもっくのストーリーを追体験していく授業になった。
「薄利多忙なキャンプ場運営から脱却するにはどうしたらいい?」
「キャンプは夏というイメージを変えて、冬にも泊まりに来てもらうには?」
まるでビジネス合宿のような課題だが、小学生の純粋なアイデアと、実際にきたもっくがやってきたことが近かったのは、インスピレーションを実行に移すことの大切さを物語っているのかもしれない。
30年前と今ではキャンプ場を取り巻く環境は大きく変化し、コロナ禍を経て北軽井沢にも新しいキャンプ場が多数オープンした。
一時的に人をたくさん呼べる施設を作ることは可能だが、地域に根ざし、地域の未来に寄与する観光業へと成長するのは一朝一夕にはできない。
授業を通して、ピンチを成長のチャンスと捉えることの大切さを教えながら、きたもっくも変化する環境を味方にしていく新たなアイデアが必要だと感じた。