ウェビナー 未来発火邨(ミライハッカソン)
2021年度のグッドデザイン賞でグッドデザイン金賞を受賞したきたもっく。社会課題解決や地域産業の再生にとって、きたもっくの取組が優れたデザインであると評価された。その自覚と責任をもって、今後は同じ質の志をもつ他地域・他分野の方々と緩やかな連帯を果たすことで、中山間地域における産業モデルの構築を目指していきたい。
ウェビナー「未来発火邨」は、「未来への発火点をつくる」という想いを込めて、きたもっくの現場スタッフがゲストと共に多分野の未来について語り合うオンラインイベントとして始まった。
第1回のテーマは「自然をいかした地域振興とキャンプ場の未来」。
ますます注目されるキャンプ場が、地域とどう関わっていくのかを2つのキャンプ場スタッフと、キャンプコーディネーター佐久間亮介氏を交えたトークを行った。
観光を切り口に地域との関係性を紡ぐ、三重県いなべ市のキャンプ場「青川峡キャンピングパーク」 では、同市でまちづくりを行う「グリーンクリエイティ ブいなべ」と共に、官民が連携しキャンプ場を基点に地域の魅力を発信する取組を行っている。
一方、きたもっくが運営するキャンプ場「北軽井沢スウィートグラス」は、ユーザーがキャンプ場で過ごすことで、地域の自然と産業の循環に加わる仕組みを実践している。使用する薪は地域の山林から自社で伐採・製造したもの。宿泊施設の建築にも地域材を使い、耕作放棄地等で採蜜する自社製はちみつを食材に活用している。
現場で刻々と変わる自然に向き合い、ユーザーと接するスタッフならではのトークを行った。 自然を綺麗に整備をするだけのキャンプ場づくりでは、地域に根付いた事業にはならない。地域の自然という制約を正しく理解し従うことで、自然と人の接点の場づくり=キャン プ場をつくることができる。
アーカイブ動画と共に、アフタートークも加えた記事は後日公開予定。