1月:北軽井沢の気温と服装、キャンプに必要な装備などまとめ(2023年版)
あけましておめでとうございます!キャンプ場スタッフのつぐつぐです。
1月のキャンプで心構えしてほしいこと、天候や服装についてまとめました。
▼ ほぼ毎朝:現地の写真を更新中 ▼
おすすめ天気予報サイト
天気予報は複数サイトから総合的に判断すると◎。スタッフがよく見るのは「ウェザーニュース」と「天気.jp」。
- weathernews http://weathernews.jp
- tenki.jp https://tenki.jp/
※ウェザーニュースの「北軽井沢スウィートグラス・ピンポイント天気」が、現地と気温の誤差が少ない印象。他のサイトで見る場合、「群馬県嬬恋村」で見ると北軽井沢の気温に近い。
よりピンポイントの情報を知りたい場合、雨雲レーダーや風速を見られる「GPV気象予報」がおすすめです。
「鶴舞う形の群馬県」、鶴の右翼とおしりの付け根あたりがここ北軽井沢(★のあたり)
▲ GPV気象予報 http://weather-gpv.info/
当日だけでなく直近10日間の気温(北軽井沢ネットワーク)も参考に。
周辺道路のライブカメラ
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軽井沢方面から国道146号を登りきった峰の茶屋付近
>>>国道146号:峰の茶屋ライブカメラ
- 軽井沢の町周辺>>>軽井沢町
- 吾妻管内の道路
- 渋川伊香保インターから降りて長野原町へ向かう国道145号バイパス
- 軽井沢方面から国道146号「峰の茶屋」付近
- 上田方面から国道144号「鳥居峠」
- 高崎方面から長野原倉渕線「二度上げ峠」
- キャンプ場から一番近い北軽井沢交差点>>>北軽井沢交差点ライブカメラ
1月の天気
日によって「晴れてぽかぽか」の日もあれば、風が強く日中もマイナスの気温で「刺すように寒い日」も珍しくありません。寒い想定で、「暖かければラッキー」くらいの気持ちで準備をお願いします。
【 気温 】
最高気温:0℃前後(晴れの日は10℃近くまで上がることも)
最低気温:-5~10℃(放射冷却で-15℃を下回る日があります)
1年で最も寒い季節、最近のブログを読み返すと2018年は-18℃まで下がりました。逆に、1月なのに雨が降ることもありました…。
【 雪 】
ここ数年、雪が少ない傾向にあります。降雪が継続しない(降っても少ない)ので、ガチガチつるつるの状態、ところどころ雪解け地面が出ていることが多いです。雪が降るタイミングがあえば、さらさらパウダースノーに出会えます。
【 服装 】
都会の厳冬期よりも寒いです。最大限の暖かい服装でお越しください(テント泊の服装・寝具は後述します)。特に注意していただきたいのは、足元!!ヒールが適していないのはもちろんのこと、スニーカーでもしんどいです。(ぬかるみや雪で濡れやすく、凍った地面では滑りやすいのです)ブーツなどぬれにくい・あたたかい靴でお越しくださいね。
▼ 過去2年間の最高・最低気温グラフ※管理棟に設置している温度計で朝8時~翌朝8時までに計測した値
路面凍結、冬タイヤ必須
スタッドレスタイヤ(なければチェーンを準備の上)でお越しください。
※スウィートグラス周辺には、気軽にチェーンを買えるお店がありません。現地調達はできないので必ず事前に準備してください。
【 雪が降ったら… 】
国道など大きな道路は融雪剤(塩カル)がまかれるため、早めに雪が解けます。大きな通りから一本入った細い道路は雪解けが遅く、圧雪やつるつるに凍っていることが多いです。
▲ 去年の積雪時の状況(2022年1月11日撮影)
雪道の運転の基本は
- 急ブレーキ・急ハンドルをしない
- スピードを出さない
スタッドレスタイヤでも、運転に慣れている地元民でも、滑る日は滑ります。無理をしないのが一番大切です。
心配な方は以下の対応を考えてくださいね。
- 通行ルートを長野原方向(最寄り渋川伊香保インター)に変更する
- 夜間~朝10時ごろまでは、峠の通行を避ける
周辺道路のライブカメラを参考に、最新の天気予報を確認の上、通行ルートを決めてください。
▼ 通年の天気まとめはこちらを参考に
シャワー使用不可・炊事棟チョロ出し
寒いと水道が凍るため、冷えないように炊事棟やトイレには暖房が効いています。
【冬期クローズ中の施設はこちら】
- コインシャワー全面クローズ(セルフ風呂「薪焚きのゆ」を予約いただくか、場外近隣温泉へ)
- 洗濯機(※薪焚きの湯の廊下にある洗濯機は通年使用可能)
- 各炊事棟の鉄板洗い場など外水道(※屋内の水道は使えます)
暖房が効きにくい場所は、水を少しだけ流して凍らないようにする「チョロ出し」で凍結を防ぎます。チョロ出ししている水道を見かけても止めないようにご注意を(-5℃以下まで冷え込む日はチョロ出しを行います)。
【 第1炊事棟 】チョロ出し中は給湯器を停めてしまうため、お湯が使えなくなります(18時~9時頃まで)。お湯を使いたい方はお手数ですが、第2・3・4炊事棟をご利用ください。
【 第4炊事棟 】排水が凍らないように水だけチョロ出しをすることがあります。(こちらは夜間もお湯が使えます)
地面が荒れやすい!サイト横断禁止
地面が緩くなる冬に特に気をつけてほしいマナーは「サイトの横断」
宿泊者がいる場合、勝手に区画内に入らないのはもちろんのこと、誰もいない区画も足跡が残りやすくなるため立ち入らないでください。空きサイトを通らずに、回り道でも通路を必ず使うようお願いします。
▼ 昼ついた足跡は、気温が氷点下まで下がる夜間・早朝にはガチガチに凍ります
テント泊はここに注意!
服装、装備
- 暖房:石油ストーブやこたつ、薪ストーブなど。体の芯まで冷えると服装だけではカバーしきれません。湯たんぽやカイロ、電気毛布もあると安心。
- 服装:フリースやダウン。ヒートテックなどあたたかいインナーを着る(上下)。足も冷えるのでダウンパンツや暖パンなど必須。-10℃以下になると手は針で刺されたように冷えます。手袋・ネックウォーマー・帽子など忘れずに!!
- 足元:厚手の靴下、霜や雪でぬれるので登山靴やスノーブーツがおすすめ
- 寝具:マイナス対応の寝袋(快適使用温度を要確認)、もしくはホットカーペットを使う。底冷えするので、マットは数枚重ねて使用するのがおすすめ。
▼ お客様の冬装備インタビュー記事 ▼
▼ レンタル品もあるので「思ったより寒い!」なんて時は遠慮なく相談してくださいね
【 風速1m/sで体感温度は1℃下がる 】
風が強いと実際の気温よりも寒く感じます。風速1m/sで体感温度は1℃下がるそう。帽子や手袋・ネックウォーマーなど末端を温める装備を忘れずに。
▲ 強風で地吹雪が…2022年1月5日撮影
冬は強風の日が多いです。設営時風がなくてもペグ・ロープはしっかり張るよう習慣づけをお願いします。
サイトの地面(雪)の状況
地面は深い場所まで凍っているのでペグが刺さりにくいです。お客さんから「下にコンクリート入ってるんですか?」と聞かれるほど(凍っているだけでコンクリートは入っていません)。
アルミのペグは弱いのですぐ曲がります。鋳造ペグ(短め)+重めのハンマーがおすすめです。
撤収時に「ペグがなかなか抜けない」のはよくあること。いつもより、撤収に時間がかかります!
【 ぬかるみ対策グランドシート必須 】
気温や積雪量によりますが、プラスとマイナスを行き来すると地面がべちゃっとします。また、ホットカーペットなどを使うとテント下の雪が解けます。
地面に敷くグランドシート(ブルーシートでも代用可)をご持参ください。
※スノコの貸し出しもありますが、数に限りがあります。お客様自身でグランドシートを持参ください。
例年、積雪は少ないです…。地面が出ているか、踏み固まった圧雪なことがほとんど。降雪のタイミングが合えば、ふかふかの雪でキャンプを楽しめます(ラッキー)。
15cmほどの積雪の場合、場内通路は除雪をしますがサイト内は除雪しません。必要な方は管理棟でスコップをレンタル(無料)してください。
▼ 前泊の方が居た区画は、雪が融けて地面が出ます。2023年1月5日撮影
【 スノコ 】
1畳の半分ほどのスノコを1サイト4枚まで無料貸し出ししています(チェックイン数が多い場合もう少し枚数制限する場合があります)
お客様自身で各サイトへ運んで頂き、返却までお願いしています。底冷え対策やぬかるみ対策として使ってください。(数に限りがあるため譲り合ってご利用ください)
霜・結露で乾燥に時間がかかる
霜でテントの外側、結露でテントの内側が濡れるので、汚れてもいいタオルなど多めに持参ください。
ペグが抜けにくいので撤収には時間の余裕を持って行動してくださいね。
日没過ぎると急に寒くなる
日が沈むと一気に冷え込む!!時間に余裕を持ってご来場ください。
2023年1月1日
- 日の出6:57
- 日没16:40
2023年1月31日
- 日の出6:48
- 日没17:10
国立天文台:こよみの計算(群馬県吾妻郡長野原町で検索)
日が昇るのが遅いのでテントが乾きにくいです。
翌日の空きがあればレイトチェックアウト(テントサイト:チェックアウト時刻を15時まで延長1100円)を承れます。チェックアウト前日17時~18時、当日8時~9時の間で申し込みください。
【 期間限定でテント乾燥サービスが復活! 】
スウィートグラスでのテント乾燥サービスがホワイトスタイル期間中限定で復活しています。
料金:タープ3300円、テント6600円~
2週間ほどで着払いで発送します
詳細は、現地スタッフまでお声かけください。
ガス缶が気化しない
燃料にも最適使用温度があります。CB缶・OD缶、どちらも10℃を下回るとガスの出が悪く火が弱まったり、つかなかったりします。これからの時期は寒冷地仕様のガス缶を使ってくださいね(売店でも販売しています)。
一酸化炭素中毒には気をつけて!
暖房器具の取り扱いには充分ご注意を。
想定外に寒いときは、湯たんぽや電気毛布などレンタル品があるのでスタッフまでご相談くださいね。
▼ こちらも参考に
コテージ・キャビンの冬限定サービス
薪ストーブ用の薪代が宿泊料込み
コテージ・キャビンのお客様は、ホワイトスタイル期間では屋内暖房(薪ストーブ)で使う薪が宿泊料金に含まれています。
管理棟から着火剤・マッチ・細薪を。最寄りの薪置き場から薪を。使い放題ではないので、あまったら元の場所へもどしてくださいね。
※デッキの時計型ストーブやE-オーブン、焚き火で使う薪は別途購入ください。
※薪ストーブは受付時にお渡しするファイルを見ながら使ってください。予習はこちら
【 焚き火をしたい人へ 】
地面が土の場所(駐車スペースなど)で焚き火台を使ってください(焚き火炉・焚き火台があらかじめ併設されている施設をのぞく)。ウッドデッキでは焦げる恐れがあるので禁止です。BBQグリルで焚き火はできません。
【コテージ】毛布2枚目無料・スリッパは持参ください
コテージでは施設備品に定員枚数分の毛布が含まれます。冬季は毛布1枚では寒いので2枚目も無料で貸し出し可能です。1枚目も含め、部屋には置いていないので必要な方は管理棟へ取りに来てください。
感染症対策として、スリッパを撤去しています。靴下では寒いので、スリッパはご持参いただくか、売店で購入ください。
アサマヒュッテ
場内のカフェ、アサマヒュッテ。冬も毎日営業(10~18時)します!!
(※平日の14~15時はスタッフ休憩のため対応できない場合があります)
【モーニング】7:30~9:00 毎週日曜日のみ
【ランチ】10:00~14:00 毎日営業
・ナンドックに焼きたてピザ(テイクアウトのみ)
【カフェ・マルシェ】10:00~18:00 毎日営業
- ドリンクやスウィーツ(テイクアウトのみ)
- 冷凍のお肉・魚・ピザ・吊るしベーコン・丸鶏などの販売
※冷凍のため、解凍時間に余裕をもってお買い求めください
最新の場内の様子
12月24日以降まとまった積雪がなく、貯金を切り崩すような雪景色。
▼ 1月5日撮影
今週はあたたかくなりそうなので、雪解けが進みそうです
▼ 1月8日撮影
冷凍バナナはもう少し積雪がないと開催できません…
日当たりの良い場所は日中ぬかるみが出てきました
▼ ドッグランの入り口にぬかるみが出ています、わんちゃんの足元を拭くタオルは多めに持参ください
雪は少ないですが、小鳥やリスなど野生動物は見やすい時期
▼ 植栽のニシキギ(実)を食べに来たエナガ
▼ 元旦、入り口看板上に現れたリス
▼ キャンプで自然観察楽しめます
9~12日までキャンプ場はメンテナンス休業になります。
宿泊・見学含む日帰り利用はできません。
営業再開は13日(金)朝8時から。
▼ 最新の情報はこちらも確認くださいね
-2023年1月12日追記-
ユキドケススム!!
金・土とさらに気温が上がる予報…場内、ぬかるみが出ます。
テントのお客様には、ご不便おかけしますが、サイトの移動提案をするかもしれません。
ブルーシートやギアを拭くタオルは多めに、お客様自身でご持参いただくようお願します。
-2023年1月19日追記-
先週14日(土)は14℃まで上がり、季節外れの暖かさでぬかるみがひどく出ました。
(ご来場の方にはご迷惑をおかけし、申し訳ございませんでした…)
▼ 15日撮影
15日は雪ではなく雨…さらに雪解け進み、今現在ほとんど雪は残っていません。
▼19日撮影
0℃を超える日は、凍った地面が解けて水が浮き出てきます。多少ぬかるむので、濡れにくい靴(スノーブーツなど)がおすすめです。
週明けは-10℃を下回る日が増えそう。とびきりの暖かい服装でお越しくださいね。
▼ 野鳥が見やすい季節です、ツグミがふくふくとあたたかそうでした
-2023年1月25日-
24日午後から雪が降り始め、25日9時現在10cm弱の積雪になりました。
くるぶし程度の積雪です。
風が強く、気温が低いため地吹雪や、吹きだまりができやすくなっています。国道などの太い道路は小まめに除雪が入りますが、脇道の細い道路…特に畑に囲まれた開けた場所は吹きだまりになりやすいので、気をつけて。
渋川伊香保方面だとライブカメラを見る限り、八ッ場ダム周辺や箱島周辺まで白いので、車の運転には充分ご注意ください。
-2023年1月26日追記-
最強寒波、管理棟計測値は-15℃でした!月末まで最低気温-10℃近く、終日氷点下の日が続く予報。
やっぱり雪が積もると楽しい発見が多く…今日は野ねずみの足跡を見つけました。
米粒ほどのフンを残しトンネルに続く足跡…
雪があってもなくても、いつだって楽しそうなのはエナガやカラ類…小鳥たちの混群。テントサイトでぼーっとしていると、どこからともなくおしゃべりしながら飛んできます。
今日は日中3℃くらいまで気温があがったおかげで、カエデの樹液がしみ出て、甘党のエナガが味見に来てました。
寒いけど、楽しいこともたくさん。ありったけの防寒具を持って、おもしろい景色に会いに来てくださいね。
****追記終わり****
感染症対策にご協力ください
スウィートグラスは、1泊でコテージ・キャビン・テント合わせて114組400名ほどが宿泊します(予約に空きがない場合)。
炊事棟やサニタリーは時間帯によっては混雑します。共有施設ではマスクを着用し、利用時間の短縮や時間帯をずらすなど混雑緩和にご協力をお願いいたします。
▼ 炊事棟のマナーはこちらを確認
周辺の情報
場内のサービスではありませんが、周辺のお買い物・アクティビティ・温泉の情報を載せておきます。
買い物
スウィートグラス周辺ではちょっとしたお買い物しかできません。いろいろ買いそろえたい人は、峠を登る前に買い物を済ませてください。(軽井沢方面ツルヤさんは品揃え豊富でおすすめですが、いつ行っても混んでいます…)
■最寄りの買い物(スウィートグラスから車での所要時間)
- 久保農園(5分:新鮮野菜と少し肉・魚あり)
- ローソン(5分)
- セブンイレブン(5分)
※スーパー大津北軽井沢店(5分)は今季営業していません
■営業中の近隣スーパー
【嬬恋方面】
- サンエイ(20分)
- つまごいマート(20分)
- Aコープオアシス店(20分)
【長野原方面】
- スーパー大津(20分)
【軽井沢方面】
- ツルヤ軽井沢店(30分)
- デリシア軽井沢店(30分)
アクティビティ
去年までルオムの森にあった樹上冒険アクティビティ「スウィートグラス アドベンチャー」は2020年11月に営業を終了しました。
ルオムの森では、石窯で焼く本格ナポリピッツァの販売をしていたり、本屋さんが入っていたり…森は変わらずあるのでのんびりおさんぽは可能です。
のんびりよりアクティブに動きたい!という方は、アウルアドベンチャー(有料道路を通って車で30分ほど)、軽井沢プリンス軽井沢の森(車で40分ほど)が近場にありますので、調べてみてください。
温泉
北軽井沢周辺には、15分圏内で数件、さらに足をのばすと草津温泉(車で50分)にも行けます。
■近隣温泉(車での所要時間)
・地蔵川温泉(5分)
・ホテル1130(7分)
・グリーンプラザホテル(15分)
・かくれの湯(15分)
・つつじの湯(30分)
・星野温泉(25分)
・【貸切風呂あり】草津一乃湯(50分)
・【貸切風呂あり】塩壺温泉(25分)
※感染症予防のため、営業短縮をしている場合があります。事前に営業状況を確認してください。
▼ 初めて来る方は、こちらも参考に ▼
マスク・手洗いなど感染症対策を十分にしたうえでおでかけください。
・1月のスウィートグラス
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