キャンプ場 フィールド管理 24時
キャンプ場スウィートグラスの多彩な宿泊施設と広大なフィールド。スタッフは、来場者が気持ちよく滞在できるよう気を配り、タイトな時間割の中を無駄なくきれいに清掃していく。日々の清掃に加えて、3万坪の場内の整備も怠らない。
しかし、どんなに注意して準備したとしても、自然相手のアウトドア稼業では想像だにしないことがまま起こる。ある日何の前触れもなく地面に開いた穴、風が強すぎて真下から吹き込む雨による雨漏り…。常識を頑なに信じていたら対応できない事ばかりだ。
たくさんの人で賑わう夏の方が大変そうだが、冬の方が圧倒的に気を遣う案件が多い。マイナス20度を下回る気温は、あらゆるものを凍らせる。炊事棟の配水管が凍れば水道も使えない。凍結箇所を速やかに見つけ出し解凍処置をしなければ、チェックインができない。楽しみに待っているお客様の存在を感じつつ、怪しい箇所にドライヤーを当てて溶かしていく。
天気によっては朝も早い。早朝5時に積雪状況を確認して除雪車出動の時間を決める。いの一番に除雪がなされなければ、スタッフも入れないし、お客様が出ることもできないからだ。
時間に追われ道具も限られる状況下。誰もが肝を冷やすようなピンチを、豊富な経験と奇抜なアイデアで切り抜ける。雪が多く冷え込みも強いと予想される今冬をどう乗り越えるか、痛快なアイデアを期待したい。