飛騨産業と取り組む広葉樹椅子完成

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広葉樹小径木の活用で、健全な山林育成と地元の産業振興を目指して発足したプロジェクトの第一弾が堂々完成。『北軽井沢広葉樹活用プロジェクト』が、カタチになった。

2021年2月に北軽井沢・二度上山から旅立った材が、高い技術力とデザイン性で定評のある「飛騨産業株式会社」の手によって、ダイニングチェアとなって還ってきた。

寒冷な環境で育ったきめ細かい年輪のナラ材は、すべらかな美しい木目と重厚な存在感を併せ持ち、耐久性・耐水性にも優れる。背もたれの笠木には活用の難しい山桜の枝材を使い、一脚ずつ表情が異なる。

毎日座るイスが、身近な山で育った木でつくられたものだとしたら、縁遠くなってしまった人と山の関係性もまた少し違ったものになるはずだ。山の息吹をまとったイスは、順次発送予定。