新緑キラめく5月サービスをご紹介、フォレスタ!、おしぎっぱの森の楽しみ方(2022年版)
こんにちは!スタッフのまっちゃです。
北軽井沢では少しずつ若葉が芽生え始め、春の訪れを感じてきました。今回は新緑がとても気持ちのいい5月のサービス、特にフォレスタについてご紹介します。
★ 今年のフォレスタについてはコチラ
▼ 過去のフォレスタについてはこちら
北軽井沢の新緑について
5月21日から「きたかるフォレスタ」(以後、フォレスタ)が始まります。フォレスタは来たる新緑をみんなで楽しみ、お祝いするイベントです。
どうして祝うのか?それは、長く厳しい北軽井沢の冬を乗り越え、自然や生物が深呼吸するかのように生き生きと躍動する季節だから。モノトーンの冬の景色からキャンパスに色を塗っていくように、緑や黄色など色鮮やかになっていきます。それってとてもワクワクしませんか?
冬が長い分、遅れを取り戻すかのように春の景色は刻々と変わります。「瞬間(いま)」を煌めく北軽井沢の新緑を共に祝い、楽しみましょう。
森へ行ってみよう
北軽井沢の森は、浅間山の噴火で大地が幾度とゼロに戻った歴史があります。よって若々しい木々が多く、樹冠の間から光が漏れ、キラキラと輝いて見えます。
場内にも「おしぎっぱの森」という樹齢50年ほどの広葉樹の森があります。今年も私たちスタッフが提案する森の楽しみ方をいろいろご用意しています。
↑2021年5月、新緑時期のおしぎっぱの森
森の中にはたくさんの情報がつまっています。少し視点を変えるだけで新たな発見が見つかるかも。
例えば、森を歩いていると、樹木の上の方に丸く鳥の巣のような形状で寄生している植物を見つけることができます。
これは「ヤドリギ」と言って、冬に実らせた果実を鳥に食べてもらって、その食べた後のフン(種子)が枝に付着して発芽させるといった戦略です。「鳥」と「ヤドリギ」の美味しい関係ですね。新緑の時期は樹木の葉が少なく見つけやすいので、探してみましょう。
↑ヤドリギの新芽。ふたつの葉の間から新しい葉が出てきます。(1年で一節ずつ成長)
もし、もっと知りたい!という方がいましたら、「森の図書館」に行ってみましょう。司書さん(スタッフ)が在中であれば、おすすめのスポットや森の情報をお伝えします。
▼ フォレスタ期間中(5/21~6/30)の土・日在中
↑2018年5月開催の様子
また、おしぎっぱの森には「地蔵川」という川が流れています。谷地形なので、とても心地良い風が吹き抜けます。フォレスタ期間中は川の側にあるステージで「お茶処」を開催しています。せせらぎの音や新緑の風を体感しながら、お茶とお茶菓子を楽しめます。
※予約制となりますのでご注意ください。
▼ フォレスタ期間中(5/21~6/30)の土曜日開催
ご来場の際はぜひ「おしぎっぱの森」へ遊びにきてくださいね。
野鳥たちは恋の季節。鳥のさえずりに耳を傾けよう
野鳥たちにとって、春は「恋の季節」だとご存知ですか?
春になると鳥たちは「さえずり」を始めます。これは求愛行動にあたり、パートナーを探しています。この時期は、恋人探し、巣材集め、子育てのために来日(ツバメなど)、雛たちの餌集めと、とても大忙し。
夏鳥(春〜夏に来日する鳥)もやってくるので、バードウォッチングにおすすめの期間となります。しかも、新緑で葉が小さく、樹冠に止まった鳥たちを観察しやすいので、初心者の方でも簡単に楽しむことができます。せっかくなので、キャンプ場で観察できる野鳥をいくつかご紹介します。
オオルリ
とても綺麗な青い鳥。見つけたらいいことあるかも。
↑2022年4月22日におしぎっぱの森で撮影。
キビタキ
お腹のオレンジ色がよく目立ちます。
↑2021年5月に北軽井沢で撮影。
↑2021年5月におしぎっぱの森で撮影。地味な色の方がメスです。
カッコウ
キャンプ中に「カッコウ・・カッコウ・・」と鳴いていたらコイツです。
↑2021年5月にキャンプ場周辺で撮影
ミソサザイ
小さいのに大きな声で鳴いてます。地蔵川で観察できますよ。
↑2022年4月におしぎっぱの森で撮影。実は「日本で最も小さな鳥」の一種なんです。
アカゲラ
「ドラミング」と言われる木をつつく求愛行動をします。つつく音が森に響きます。キツツキが開けた穴が場内にもいくつかあります。探してみよう!
↑2021年5月におしぎっぱの森で撮影
バードウッチングでおすすめのアイテムが「バードコール」です。さえずりに似たキュルキュル音を出すことで、パートナーを探している小鳥たちを呼び寄せることができます。ただ、鳴らし過ぎは求愛行動のお邪魔になっちゃうので注意が必要です。「バードコール」はワークショップキットでゲットできます。簡単に作成できるので小さなお子さんにもおすすめです。
▼ 4/15~6/30 予約に空きがあれば当日販売もしています
しっかりと野鳥観察したい方には「野鳥観察セット」のレンタルはいかがでしょうか。「双眼鏡」の他、遠くからでも鳥のさえずりを聞くことができる「集音器」もセットに含まれています。なかなか使う機会はないと思うので、気になる方はぜひご予約ください。
新緑が楽しめるおすすめの宿泊施設
新緑が楽しめるおすすめの宿泊施設はやはり「林間エリア」で間違いないでしょう。昼、夜、朝で森の表情が大きく変わります。個人的には朝方の時間帯が気持ちよくておすすめ。今年の春から「おやすみタイム」が22時〜6時に変更になったので、朝から林間でゆったりコーヒタイムもできちゃいますね。
林間エリアの中でも特におすすめなのは「ツリーハウスフォレスト」です。樹冠と同じ高さに居住スペースがあるため、野鳥観察や新緑をより楽しむことができますよ。
キャンプ場からちょっとおでかけ。
同じ北軽井沢でも場所によって、植生も違うし、棲んでいる生き物も変わります。キャンプ場周辺にも素敵な森がいくつかあるのでご紹介します。
ルオムの森
大きな広葉樹が生育している美しい森。林床には高山植物も観察できます。築100年の洋館の中では本格薪釜ピッツァやカフェが楽しめたり、浅間山北麓の魅力が詰まった蜂蜜「百∞蜜」のショールームもあります。
二度上山(ツアー参加者のみ入場可能)
キャンプ場から東へ向かう峠道、高崎と北軽井沢の県境に位置する山になります。スウィートグラスを運営する「きたもっく」が所有する山林で、キャンプ場で販売している薪もこの山から伐採しています。昔、炭作りを盛んに行っていた歴史があり、山中には炭材用の広葉樹が多く生育しています。おしぎっぱの森よりワイルドな感じです。
ツアー参加者のみ入場可能となりますのでご了承ください。ツアーでは6人乗りのバギーに乗って、スタッフと一緒に山の中を探検できます。場内の森では物足りない方におすすめです。
▼ 5/22・5/29限定開催‼
まとめ
ゴールデンウィーク後〜夏休みまでの平日は予約に余裕があるため狙い目になります。静かに過ごしたい方やビギナーの方にはおすすめの期間です。梅雨は心配ではありますが、それも自然の愛と捉えて楽しんじゃいましょう。
日々移り変わる美しい自然の姿に、きっと心洗われること間違いなし。ぜひ「新緑キャンプ」ご検討ください。それでは、北軽井沢でお待ちしております。
■キャンプ場北軽井沢スウィートグラス■
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