場から生まれる集い
TAKIVIVAからはじまる、新しい防災イベント

もしもの時、生きる力を子どもたちに

焚火を囲む宿泊型ミーティング施設「TAKIVIVA(タキビバ)」には、地域の防災拠点という意義がある。RC構造の堅牢なシェルターは、眼前にそびえる活火山・浅間山に対する砦なのだ。

TAKIVIVAやスウィートグラス(キャンプ場)など、きたもっく事業に共通する原点─それは火山に象徴される厳しくも豊かな「自然」だ。
私たちは一貫して自然と人のあるべき関係性を問い知恵や技術を蓄積してきた。

予測もつかない災害が頻発する現代、これからを生きる子どもたちに、伝えられることはないだろうか?
想いを同じくする企業や団体など10グループが協力。ピクニックのように気軽に参加できる防災イベントを目指し「 もしキャン」と題した。後援は長野原町。

もしキャン・ピクニック

遊びながら学ぶ、防災ピクニック

避難所の仕切りやベッドを段ボールで組み立てる(群馬県建設業協会)、江戸時代の明かりを再現(やんば天明泥流ミュージアム)、薪を割ってピザを焼く(ファイヤーサイド)など、小さな子どもでも楽しめる体験イベントが充実。
電気自動車の試乗(富士スバル)やトレーラーハウス見学(YADOKARI)、もしもの時にトイレになるキャンプスツールづくりなど(VUILD PlaceLab)は、日常と災害時を切り離さない選択肢を提案した。

もしキャン・ピクニック
もしキャン・ピクニック
もしキャン・ピクニック

TAKIVIVAスタッフは、ビニール袋やペットボトルなど身近なもので蒸しパンを作る方法を伝授。
あさまのぶんぶんチームは倒木をロープで動かすデモンストレーションやノコギリ道場を開催。実生活にも役立つと喜ばれた。
一際子どもたちが集まっていたのは、キャンプ場スタッフによる遊び場づくり。被災して気分が落ちこむような時でも、身の回りにあるもので楽しく過ごせるようにと願う。

もしキャン・ピクニック
もしキャン・ピクニック

様々なブースに足を運んでもらえるよう、スタンプラリーも企画。
景品として、きたもっく自慢の蜂蜜を提供した。常温で3年もち栄養価も高い。何より大地から生まれた自然の甘味が、もしもの時の力になるだろう。

もし蜜