富士スバル×きたもっく
「一つのいのちプロジェクト」ツアー開催
群馬発祥の自動車メーカーSUBARUが掲げる「一つのいのちプロジェクト」。
「ひとのいのち」を守るSUBARUのモノづくりと、「自然のいのち」から生まれるきたもっくの循環事業。
それぞれを体感する「北軽井沢いのちのツアー」がTAKIVIVAで初開催された。
群馬県内の大学生を対象に23年に行われたプレ企画を経て、SUBARUのオーナーや購入を検討している一般顧客に向けて、富士スバル株式会社ときたもっくによって共同企画された。
1日目は群馬県内のSUBARUディーラーから、SUBARU車の試乗を兼ねて北軽井沢へ向けてドライブ。
TAKIVIVAに到着してテント設営や薪割りなどで身体を慣らした後、吾妻郡内で害獣駆除として捕獲された鹿の革と、SUBARU車のシート製造過程で出る端材の革を使い、シェラカップの取手に編み込むクラフトワークショップを行った。
群馬県における野生鳥獣による農業被害金額は、約2億8千万円(令和4年度)。
被害をもたらす野生鳥獣の捕獲など、対策の強化が必要となっているが、原子力災害対策特別措置法に基づく野生鳥獣肉の出荷制限によって、群馬県では捕獲した鹿は食用としての出荷に制限がかかり多くが廃棄処分されている。
身近な自然のいのちと人の間にある課題を、ワークショップを通して知ってもらいたいと企画した。
2日目は養蜂体験を実施。ミツバチと人の協働作業によって、自然界の受粉活動が促進され、美味しい蜂蜜が作られる過程を体験してもらった。ツアーの最後は、きたもっくが所有している山林をSUBARU車で試走。
林業の作業道として整備したオフロードを走り、エネルギー革命前まで行われていた炭焼きの痕跡や、手入れの行き届いていない針葉樹林を伐採し、新たに広葉樹を植林したエリアなどを車中から見学した。
SUBARU車の高い走破性を確かめながら、人とあるべき関係を続けられる山林を目指して整備を行っている現場を走行した。
SUBARUときたもっく、相乗効果によって双方の魅力を実感できるツアーとなった。
安心や循環という価値は体験を通して初めて実感できる。
表面的なブランディングではない、問いを共有し、共感を生む、実感のある機会を今後も作り出していきたい。