群馬県のお墨付き 蜂蜜の6次産業化と地域連携

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蜂蜜を活用した酒類ブランド化構想が、群馬県主催の「6次産業化チャレンジ支援事業」で1位を獲得した。地域との関係性、商品のブランディング、販路開拓、採蜜量のフェーズに合わせた事業計画、持続可能な林業経営から発した養蜂であることも含め、6次産業化のビジネスモデルとして評価された。

6次産業化チャレンジ支援事業は、群馬県内の六次産業化にチャレンジする農業者に対し早期事業化を実現できるよう補助を行っているもので、毎年選考が行われている。

蜂蜜を発酵させて作る蜂蜜酒「ミード」は栃木県の天鷹酒造と製造しており、口当たりがよくて飲みやすく、お祝いの席などでも喜ばれる味に仕上がった。蜂蜜ビールは群馬県の四万温泉エールファクトリーと試作を進めている。栗の蜂蜜を使ったビールは、国内では見かけることがないほど稀だ。(北軽井沢産の栗蜜を用いるという点では世界初!)

いずれも、ミツバチが飛び交った風景が再現される蜂蜜を原料とするので、観光地で求められる地場の味(ご当地グルメや地酒)としても提供しやすい。特に酒類に加工した場合、旅館や飲食店との相性が良く、蜂蜜単体とは違った販路が広がる。浅間高原の自然豊かで類まれな風土が生み出した味。飲んで美味しいだけでなく、商品の背景にあるストーリーが魅力的であることも大切だ。試飲イベントも企画中のため、群馬県内の飲食業・宿泊業の方にぜひ試してみてほしい。

きたもっくがこれまで取り組んできた1~3次産業に、蜂蜜をキーとした地元ブランド発信が加わる。2020年はきたもっくの6次産業化元年としたい。

※ミード「momotose(ももとせ)」、蜂蜜ビールは11月中旬発売予定。