地域資源の価値化と関係人口づくり ルオムの森で始める石窯ピッツェリア

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「ルオムの森」に、石窯を備えた本格的なピッツェリアがオープンした。店の名前は『キコリピッツァ』。食を通して、身近な山と地域と人を繋げる試みだ。

ルオムの森はきたもっくの窓口となる場として機能してきた。ナラやカラマツの原生林に佇む築百年の洋館を拠点に、薪火暮らしのショールーム、地域の風土と密着した自社養蜂の生はちみつ、身近な山の木から作る薪や板材の販売など、きたもっくと外との接点となっている。

きたもっくが取り組む多面的な事業展開には、自分たちの確信以外に外部の共感が必要となる。強みとしてきた自社完結型に固執しない、多方面への関係人口づくりが重要だ。

石窯ピッツェリアは、地域資源の価値化と関係人口づくりを組み合わせた挑戦となる。自社で作る薪と石窯のポテンシャルを活かす地場産食材の活用、その生産者との関係づくり。美味しいのはもちろん、食べることで山の循環に繋がる仕組み。一枚のピッツァにも、たくさんのテーマを詰め込むのもきたもっくらしい。

地域資源と蓄積された場づくりのノウハウを活かして、豊かなつながりを生む場を目指していく。