アーボリカルチャー × 星のや軽井沢

注目を集めている近距離旅行「マイクロツーリズム」。身近にある地域文化や自然の魅力に目を向けた新しい旅の提案で、地域の観光と経済を盛り上げる。

長野県・軽井沢の滞在リゾート「星のや軽井沢」では、敷地に隣接する 「国設 軽井沢野鳥の森」で心身のバランスを調える宿泊プラン「森林養生」をリニューアルし提供を開始した。温泉と森林浴をベースに、望ましい深呼吸法と歩き方を身につけ、心身共に「健幸」になることを目指す。きたもっくは「枝のスプーンづくり」というプログラムで協業。木と人との健全な関係をつくるアーボリカルチャーと、グリーンウッドワークを組み合わせた体験の提供だ。

宿泊者しか立ち入ることのできないプライベートな森を歩き、その場で枝(伐った方がよいとされる枝、危険木など)を伐り出し、その中からスプーンにしたい材を選んで完成イメージを描き付けていく。仕上げは、森との持続的な関わりをデザインする作家・貝山伊文紀氏によって行われ、後日完成品が届く。

貝山さんは飛騨産業と取り組む「北軽井沢 広葉樹活用プロジェクト」の椅子「kinoe」のデザイナーでもあり、伐採によって大量に出るものの、活用が見い出せず捨てられてしまう枝を、日常に沿うプロダクトに昇華している。

アーボリストや貝山さんの職人仕事を間近に見て話を聞き自分で手を動かすと、木を見る視点が変わる。森を歩くときに一本一本の木が解像度を上げて見え、根の張り方や枝ぶりに、木の生育してきた環境(木の履歴書といってもいい)にも興味が湧くようになっていく。

材になる前の枝の手触りや枝を提供した木の姿、木々の匂い、木を育んでいる森という場所が、記憶と共に込められて「スプーン」になる。日常の食卓に「森」が入り込むかのようだ。自然や木との関係性に触れる接点を、様々な角度から創出していきたい。

【星のや軽井沢】肺機能を強化することで免疫力を高める 温泉と森林浴を基にしたウェルネスプログラム 「森林養生」をリニューアル|開始日:2021年4月1日

https://www.hoshinoresorts.com/information/release/2021/03/141240.html