夏に育つ子どもたち①
小学生が「ドコモの森」で養蜂体験

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ドコモ・きたもっく・小学校が連携

きたもっくの保有する「二度上山」は、群馬県長野原町と高崎市の境界に広がる。その北東に位置する「ドコモの森」で、地元の小学生に向けた養蜂体験が行われた。株式会社NTTドコモは、自然環境保護活動として森づくりを推進しており、全国47都道府県の49か所に「ドコモの森」を設置。毎年ドコモグループの社員が、現地の森林管理署や管理団体の協力のもと、森林整備を継続している。

きたもっくは、養蜂による遊休地の活用や自然体験の提供ができないかと協議を続けてきた。そして「ドコモの森」初の取り組みとして、地元の小学校や事業者と協力し、環境学習の機会を設けることになった。

高崎市立倉渕小学校の5・6年生44名が、教室での講義や現地体験を含めた全3回の授業に参加。きたもっくが担当した養蜂以外にも、地元のしみづ農園による果樹や鑑賞林の植林も行われた。

じっくり観察、しっかり体験

養蜂体験は、ミツバチの観察からスタート。巣箱を開けると、採蜜期真っ盛りのミツバチが元気よく飛び出してきた。真っ白な養蜂着に身を包んだ子どもたちが、蜂蜜をつけた割り箸を巣に近づけると、ハチが吸い寄せられるように集まってくる。金魚すくいならぬ「蜂すくい」は、ミツバチをじっくり観察するのにうってつけ。驚いたのは、怖がって逃げ回ったりする子どもが一人もいなかったことだ。(無防備に近づいたスタッフの方が刺されて慌てていた!)

観察のあとは、お待ちかねの採蜜体験。蜂蜜がたっぷり詰まった巣枠を遠心分離機にセットし、丁寧に回していく。一人でやると大変な作業も、分担しながらやるとあっという間。コックを開けると、黄金に輝く蜂蜜が溢れ出てきた。何度見ても、この瞬間は感動する。それぞれ容器に詰めてお土産にし、大満足で授業は終了した。

きたもっくの自然資源を活かす事業は、まずは落ち着いてそこにある自然を観察するところから始まる。恐れずに、ではなく、ありのままを受け入れる。養蜂の授業も同じだ。学びの場にも、きたもっくの蓄積が活かされている。