活かされる、きたもっくの経験と知恵「キャンプ場を舞台に 持続可能な産業と環境」

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生き方、働き方、新しい観光のカタチとして、自然との関わり方が見直されている。ワーケーションや森林サービス産業といった言葉も生まれ、それらを見聞きする機会も増えた。

日本最大級のアウトドア業界カンファレンス「アウトドアイノベーションサミット 2020」では、アウトドア関係者だけでなく、官公庁などの異なる分野のリーダーが集い、アウトドアレジャーへの参加人口増加や地域活性、自然環境保護などの課題共有とともに活発な議論が交わされた。きたもっく地域資源活用事業部部長の福嶋も登壇し、地域資源を活用してキャンプ場をマネタイズ出口とするビジネスモデルについてプレゼン。会には小泉環境大臣も登場し、二日間とも盛会だった。

また、北海道・上川町にある「大雪山大学(人と地域と未来を育む場として大雪山をキャンパスに2017年開校)」のオンライン講座では、地域産業を観光業から構築するモデルや、「地域資源×キャンプ場×六次産業化」による持続的な収益化について解説。来夏に本格オープンとなる「層雲峡オートキャンプ場」の課題についても話し合った。

きたもっくは、キャンプ場を一次・二次産業と組み合わせ、地域産業と環境が持続可能となる基盤を作ってきた。多面的な事業展開と蓄積した事例には、自治体や企業、社会人学校など多方面からの視察や講演依頼が来ている。社会の仕組みや価値観が大きく変容する時代にあって、きたもっくの目指す地域振興のカタチはイノベーションとなりえるか。先駆者として実践していきたい。