きたもっく仕事図鑑21
キャンプ場を見守る仕事

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スウィートグラス(キャンプ場)では、主に夕方と夜にパトロールを行っている。
パトロールの目的は、困りごとを助けること。設営に手こずる人がいないか、誤った道具の使い方をしていないか、ルールやマナーの周知など。

夕方のパトロールは、スタッフが1泊目の方を対象に1軒1軒声をかけてまわる。

(伺った際に不在の場合は無理に声かけはしない、組数が多いと1軒ずつ声かけ出来ないこともあります)

「お困りごとはないですか?」と声をかけてまわる

スウィートグラスは初心者も玄人も、ソロ・ファミリー・グループも、さまざまな人が集う。特に軽装で楽しめる夏はキャンプデビューの人も多く、マナーが伝わっていないことや道具の使い方を間違えている人も多い。

設営のアドバイスも行う

キャンプは気軽に出来るレジャーだが、一歩間違えればケガや死亡事故につながるケースもある。特に火の扱いには注意が必要だ。
▲ 焚火台の使い方が不適切だったため、焦げてしまった芝生

夜は宿直スタッフがパトロール、消灯時間の安心安全を静かに見守る

定例のパトロールに加え、悪天候時(強風や豪雨、雷)は管理棟を飛び出し危険な場所が無いか場内を見てまわる。
▲タープやキャノピーに水が溜まるとポールが曲がる、崩壊のおそれがありキケン

めんどうだから…と言う気持ちもわかるが、夏はゲリラ豪雨が多いので、おだやかな天候の日もペグ・ロープはきちんと張り、外出時は戸締まりをお願いしたい!

逆に教えてもらうこともある。最新のキャンプギアを見せてもらったり、道具の使い方やサイトレイアウトが秀逸だったり。
▲特に極寒の冬の過ごし方はとても勉強になる

なにより、設営を手伝う子どもたちやおいしそうなごはんのにおい、ゆらゆら揺れる焚火の灯り…キャンプを楽しむ姿にスタッフ一同、元気をもらっているのだ。

フロント対応のスタッフは、意外と場内の様子を見る機会が少ない。管理棟に居るだけだとわからない、実際にどんなすごし方をしているのか?を間近で見られるチャンス。お客様とのちょっとしたおしゃべりも楽しい。改善点をつかみ取る機会にもなっている。
(ついでに場内に住んでいる動物の痕跡を発見!これはムササビに食べられた葉っぱ)

緊張感のある日もあれば、ほのぼのと落ち着いた日もある。どんなときも「楽しく過ごすサポート」を行う。笑顔やわくわくのお裾分けをもらいながら、今日もスタッフは場内を見守っている。