アートな冬のお篭り in Sweetgrass「アトリエキャビン」開催

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SGで冬ごもり「手仕事のアトリエキャビン」

現代美術や木工作家などのアーティストがコテージ・キャビンで滞在制作をする企画「アトリエキャビン」がスウィートグラスで開催中だ。

真白い雪景色の中、まるで小さな村のようなスウィートグラスの山小屋に火が灯り、煙突から薪ストーブの煙がゆらめく・・・

冬ならではの温もり溢れた雰囲気や北軽井沢の魅力をアートを通して感じる、スウィートグラスとしても初めての試みだ。

吾妻郡内やゆかりのあるアーティストに声をかけ、7組が参加、それぞれ数日間滞在する。

滞在中はオープンスタジオ(宿泊施設開放日)を開催し、アーティストの創作現場を見学したり、一緒に手仕事をするワークショプも開催。

難解に思えるアートが意外に身近に感じる発見がある。

アーティストそれぞれも、思い思いの過ごし方で滞在している。きたかるのしびれる寒さ、雪化粧した浅間山の存在感、夜空の星の瞬き。

それぞれにインスピレーションを受け、創作活動を行う。

2月6日から6日間参加した一人目のアーティスト現代美術作家の山形敦子さんは、自然や微生物・細胞などミクロな世界を自身のフィルターを通して表現、手すき紙や接着剤を着色して作る独特の技法を用いている。

オープンスタジオを訪ねると、薪ストーブで暖をとりながらお茶を楽しむ、まるで長くそこに暮らしているかのような山形さんの姿が。

雄大な浅間山を眺め、森の散歩をしながら手を動かすうちに、新しい技法のヒントも生まれたらしい。

アートに触れるワークショップも開催!

「森の音はどんな色?音や触った感じを描いてみよう!」というお題のワークショップも開催。

スウィートグラス場内で拾った枝や実、揺れる炎、前日降ったまっさらな雪・・・

視覚に頼らず感覚で描くドローイングは、参加者に新しい感覚を与えている。(こちらのワークショップの詳細はTAKIVIVAのインスタグラムでも配信。)

アトリエキャビンは3月13日(比嘉さん船井さんオープンスタジオ)まで開催。

寒いからこそ一層楽しい“冬のお篭り”は、冬キャンプの新しい可能性に満ちている。