自由学園「飛び級社会人」にきたもっく参加!


自由学園の高校生たちが、約4ヶ月かけて社会のリアルに触れる『飛び級社会人』。
きたもっくが迎えた6名は、キャンプ場で寝食を共にしながら、2つの異なる現場を駆け抜けました。
彼らが綴った生のレポートには、事業の輪郭だけでなく、現場で働くスタッフの姿勢や関係性が実感を伴って記録されています。

case1 「森の恵みを循環させる仕事」

自社山林から製材所、そしておが屑が地域の牧場へと繋がるサイクルを、自らの手と足を使って辿りました。

一番印象に残っていることは地域資源活用の循環についてだ。バギーで険しい道に入り伐採地へ行き、実際に伐採された木々や伐採現場を見学させていただいた。伐り出された木材は薪や宿泊施設の建築材や家具材として利用されている。また木材加工の行程で出たおが屑を廃棄することなく、牧場で牛のベッドにするという無駄なく持続可能で地域に役立つシステムにはとても感銘を受けた。実際に牧場へ足を運び、牛たちがベッドでくつろいでいるのを見て温かい気持ちになった。(内田)

森林伐採チームの仕事の捉え方や、チームワークの良さ、スタッフのポジティブな姿勢が印象に残りました。私は、高校の部活でアメリカンフットボールをやっていましたが、チームメイトと仲良くなるのも大変でした。仕事だと尚更時間がかかるものだと思いますが、スタッフ同士の仲もいいように感じましたし、このような仕事を体験できる機会を頂いて、外部の私達にも凄くフレンドリーで素晴らしい環境だと感じました。(菅原)

きたもっくの事業がどのように成長してきたかという点が一番印象的だった。1994年に浅間の自然を未来に伝えるためのキャンプ場としてオープンしたスウィートグラス。2012年には薪ストーブを設置して通年営業を開始、利用者の増加に伴い薪の使用量も増えたため2014年には薪製造を内製化、2019年には地域の山林を取得して自伐林業を始めた。しかし林業を始めた時、社内に樹木の剪定や伐採ができる人はいなかったためアーボリストの技術を自ら習いに行き身につけたという。その時々で必要だと感じたことを自ら学び、事業を広げてきたきたもっくの姿に私は驚き、すごい会社だなと思った。(砂田)

印象的だったのは、人間が無理やり管理するのではなく「自然との共生」を大切にしている点だ。きたもっくが行なっている地域資源活用事業のモノづくり拠点である「あさまのぶんぶん」では、240haにおよぶ「二度上山」を起点に、製材・木工所から薪工場、炭小屋まで、一本の木をムダなく活かす仕組みを整えている。また、酪農が盛んな地域特性を活かし、木材を加工する際に出る「おが屑」で低コスト・短期間で良質な堆肥を作ったり、近隣の酪農家の方に牛が過ごしやすいように使ったりしてもらうなど、自然が上手く循環するように工夫されているところがまさに「自然との共生」を実現させていると感じた。(福島)

一番印象に残ったのは、お金よりも自然のサイクルを何より大切にしている姿勢だ。多くの企業が利益や効率を優先しがちな中で、自然とどう向き合い、共に生きていくかを軸に事業を行っている。その考えは、地域資源活用事業や養蜂、自伐林業による山の管理に表れていた。加工や大量生産に向く針葉樹だけに頼らず、広葉樹の活用にも力を入れ、また増えすぎている針葉樹を伐採して山に光を入れることで、野生動物の暮らしにも配慮している。さらに、薪生産で出るおが屑を牧場に提供するなど、地域とつながる循環が生まれている点にも強い魅力を感じた。(藤井)

きたもっくがどのように地域の自然と共生するのかを身を通して学ぶことができた。最も印象に残っているのは働いている従業員の方々のバックグラウンドや資格などについてだ。きたもっくでは、林業から養蜂、キャンプ場と幅広い範囲の活動を行っている。その中には、アーボリストなどの資格がなければならないものなどもあった。それらを自分たちで取得したということをお話で聞き、この会社では、現在の効率重視社会でも流されずに目的に対処しているとわかった。(松熊)

case2 「キャンプ場スウィートグラスの運営」

清掃やメンテナンスといった地道な作業の傍ら、自らの言葉でSNS発信にも取り組みました。

スウィートグラスでは従業員さんに「なぜスウィートグラスで働いているか」を聞く機会があった。お話を伺ってみると、皆さん「自然が好き」や「人と関わることが好き」と自分の想いを持っていた。自分の好きなことを大切にしているからこそ、何年経ってもあんなに生き生きと、「お客様第一」で働き続けられるんだなと納得した。この経験は、自分のこれからの進路を考える上でも、すごくいい機会になった。将来、仕事を選ぶ際、自分も納得できる「好きなこと」や「大切にしたいこと」を軸にしていきたいと感じた。(内田)

スウィートグラスの滞在では、コテージの清掃をした中でスタッフさん達の仲の良さ、ただ部屋を綺麗にするだけでなくお客様に心地良く過ごしてもらおうと思っているところ、私達を受け入れてくれた時、仕事を教えてくれた時も、凄く気持ちのいい人たちで、冬の北軽井沢の寒さをも暖かく感じさせるものでした。(菅原)

スウィートグラスで働く皆さんが、お客さんに快適に過ごしてもらうことを第一に考えて働いていたことだ。フロント担当の方は「より快適に過ごしてもらうための言葉遣いに気をつけている」と、清掃担当の方は「自分がお客さんだったら目が行くところを徹底的に掃除するようにしている」と仰っていた。キャンプ場に対して衛生面の不安を抱くお客さんが多いからこそ、スウィートグラスには汚いイメージを持って帰って欲しくないという思いがあるそうだ。私が飲食店のキッチンでバイトをしていた時はお客さんのことをあまり考えずに作っていたのだが、スタッフの方々は何年経ってもお客様のことを第一に考えていて本当に素晴らしいと思った。(砂田)

「キャンプといえば夏」というイメージや、冬にキャンプをしようと思う人が少ない理由の大きな部分を占める「冬の厳しい気象条件の中で、安易に始めるにはハードルが高い」という課題を少しでも改善しようと、スウィートグラスならではの魅力を発信している点だ。スウィートグラスでは、各コテージ・キャビンに薪ストーブが備え付けられており、冬でも暖かい部屋で過ごすことができる。また、夜には満天の星空を見ることができてとても綺麗だ。そして「満点星屑キャビン」という部屋では、名前にもある通り満天の星空を眺めながらゆっくり寝ることができる。このような「プラスの面」を広げていければ、冬のキャンプ場へ来るお客様が少しずつ増えていくのではないかと思う。(福島)

北軽井沢スウィートグラスでは、従業員の方々と一緒に仕事を体験する中で、この場所がどれほど自然と向き合いながら成り立っているのかを実感した。天候や季節に左右される仕事は決して楽ではなく、自然を相手にする大変さがある。それでも、訪れる人にキャンプ場を「汚い場所」ではなく、心地よく過ごせる場所だと感じてもらえるよう、日々丁寧な整備が行われていた。一人ひとりが自然を好きだという共通の思いを持ち、その気持ちが重なり合うことで、温かく居心地のよい施設が生まれているのだと感じた。(藤井)

二度目の滞在で印象に残ったことは、スウィートグラスの独立性についてだ。スタッフの方々はさまざまな領域に渡る作業をされており、その中には修復作業や建築作業なども含まれる。破損したドアの修復を体験させていただいたのだが、風化によって変色したドアを元に戻すのは簡単なことではなくとても苦戦した。スウィートグラスではどんな問題も手掛けているため、専門の人を雇うということはせずに自分たちで完結させるという自己解決も大切にしていると感じる事ができた。(松熊)

みんなが作ったリール動画ぜひご覧ください!