薪ストーブ教室【かしこい灰掃除】

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さて今回は、灰掃除のおはなし。普段の掃除にも使える雑学です。

いつも、暖かさとご飯のための熱源を提供している働き者のストーブ。
だいぶ灰が溜まっています。
(余談ですが、あさまストーブの灰掃除は10日~2週間に1度くらいです。炉内に灰が残っている方が着火しやすいので、あえて灰を残します。目安としては、扉を開けた時に炉の灰がこぼれてきそうになったら掃除)

※ 今回使うアンコールには「オーブンプレートを仕込んでいるため、下には落ちず炉に留まります。
(標準装備のアンコールは、炉内のスリットから灰受け皿に落ちる仕様)
そのため、炉から灰をかきだす作業が発生します。

傍らに用意したバケツに、かき出していくわけですが、その前に!

これ!
灰掃除の準備が整ったら、バイパスダンパーを開き、煙突への気道を確保します。
そして着火剤をセットします!

置き場所はこちら。

↑ トップローディングから見たところ。

↑ 炉内から見たところ。

着火剤に火をつけて、トップローディングを閉めましょう。
灰や埃を吸い込むので、正面ドアは開けたままでOKです。

煙突が暖まると、グイグイと空気を引き始めます。
炎が踊り始めたら、灰掃除スタートの合図。

着火剤が燃えている間に、さくさくかき出します。
灰が引き込まれていく様を写したかったんですが、そんなテクはなく…

無事、灰掃除を終えました。
これくらいの灰を残しておくと、次の着火がスムーズなのでお勧めです。
※お仕事としてのメンテナンス時には、灰ひとつ残さずきれいにします。

煙突が暖められると発生するドラフト(上昇気流)を利用したテクニック。
灰掃除に限らず、おうちの大掃除の時にも活用できます。
ぜひお試しあれ。