はだかの火を味わう焚き火イベント「アサマ狼煙」ってなに?(2021年版)
こんにちは!キャンプ場スタッフのまっちゃです。今週で急に葉が落ちて一気に冬らしい景色になりました。北軽井沢の秋はもうそろそろ終わりそうです。
さて、今週末(11月13日~14日)は今年で6回目を迎える「アサマ狼煙」の開催日。アサマ狼煙は簡単に言えば「焚き火イベント」になるのですが、その背景には焚き火に対するいろんな「思い」が詰まっています。
今回はよりイベントを楽しめるように、スウィートグラスのイベントについて知ってもらえるように「アサマ狼煙」はどんなイベントなのかをご紹介したいと思います。今年は残念ながら参加できなかった方は次回参加に向けてお読みいただけると嬉しいです。
コンセプト
私たちが暮らしている北軽井沢地域には今もなお火山活動をしている「浅間山」があります。浅間の地において、昔から「火」は無くてはならない暮らしのエネルギーであるとともに、コントロールできない自然の脅威を象徴しています。
現代社会においては「安全」という名のもとに遠ざけられてしまった「はだかの火」ですが、薪炭の生み出すシンプルな火は、現代人が見失ってしまった ヒラメキやトキメキを取り戻す、未来を照らす「光」であると私達は考えています。
会場では火と人とが集い、幾本もの煙が立ち昇ります。それは私達の未来へとたなびき、それぞれの想いを伝える狼煙(のろし)となるでしょう。
私達の未来へと繋がる狼煙をあげ、火や人と語りあうイベント。これが「アサマ狼煙」です。
会場
「北軽井沢スウィートグラス」と姉妹施設「TAKIVIVA」の2つのエリアで開催されます。メイン会場はスウィートグラスの多目的広場。1日目のフィナーレを飾る華焱の陣(キャンプファイヤー)をTAKIVIVAで実施します。
※アサマ狼煙開催中はドッグランが使用できないのでご了承ください※
気温と服装
標高1100mに位置する北軽井沢。11月は都心の真冬くらいの寒さになります。夜間は氷点下が普通になり、霜で路面凍結したり、下旬には雪が降ってもおかしくありません。中旬では、日中12~5℃前後、夜5~-5℃前後が想定されます。しっかりとした防寒対策をとりましょう。詳しくは下記の記事をご参考ください。
会場ではたくさんの方が焚火をしている状況になります。ダウンジャケットのような化学繊維の服装は火の粉ですぐに穴が空いてしまいます。綿素材の服やファイヤープルーフの服を着用したり、寒くてダウンを着たい場合はダウンの上に耐火性のジャケットを着ることをおすすめします。余談ですが、ダウンは肌着に近い方が温まりやすいです。
焚人とは
焚人とは「焚き火を愛するすべての人たち」のことを言います。アサマ狼煙ではたくさんの焚火ファン(焚人)が集まるイベントです。焚人であるならば焚火を楽しむための3か条「焚人心得」をおさえておきましょう。あなただけの火を育てて、素敵な狼煙をあげましょう。
薪について
焚き火を主とするイベントなのでたくさんの薪や燃料を使用します。大きなトーチやキャンプファイヤーのようなダイナミックな炎の演出ができるのは自社で薪を製造している背景が大きく関係しています。
薪の製造については前回の記事でまとめたので、読んでみてくださいね。
今年から宿泊者は「狼煙三昧セット」の予約が必須(小学生以上)、その代わり開催期間中は薪ストーブ用の薪も(もちろん焚き火用も)自由に楽しめます。さらに、マッチやうちわなどの狼煙オリジナルグッズがついてきます。
4つのコンテンツ
アサマ狼煙では大きく4つのコンテンツにわけられます。
①炎卓の輪
原⽊サイズのスウェディッシュトーチ(大きいものは2mを超える)や北欧式の丸太や薪⽕炉(炎卓・完全予約制)を会場に配置します。家族ごとにお好きな⾷材を持ち込み、薪炭の⽕の醍醐味を味わえます。⼭から切り出された⽊が直接キャンプ場へ運ばれる、スウィートグラスならではのダイナミックな焚⽕を楽しめます。
今年は狼煙の会場で楽しめる「リザーブ炎卓」と宿泊先で楽しめる「レンタル炎卓」の2種類が選べるようになりました。リザーブ炎卓でついてくる「ギッパ炭」は北軽井沢地域で作られた広葉樹の炭になります。どちらの炎卓も完全予約制なので予めご了承ください。
リザーブ炎卓をより楽しみたい方は、以下のアイテムのご持参をおすすめしております。
ゴーグルなんて大袈裟だなぁと思われる方もいらっしゃると思いますが、会場は煙で真っ白になることもざらにあります。煙が目にしみるのが嫌な方はご持参くださいね。
②焚人の間
アサマ狼煙では焚き火を愛してやまないさまざまな出店者さんをお呼びしております。たゆたう煙をたどって焚火の主を訪れれば、そこにはきっと素敵で温かな出会いが待っています。
出店内容について詳しくは下記のリンクよりご確認ください。
ワークショップや体験型のイベントなどを開催しているので、炎卓を予約していない方でも楽しめること間違いなし!
宿泊予約をしていない方は日帰り入場料が発生しますので、予めご了承ください。
詳しくはこちら↓
各ブースは10時から開きます(一部のブースは午後から)。予約不要・各ブースで支払いのコンテンツもありますので、気軽にお越しください。
また、暗くなると雰囲気がガラリと変わります!13日の日没は16時40分頃、ぜひ昼と夜の会場どちらにも足を運んでくださいね。
③華焱の陣
華焱(かえん)とは「咲き誇るように燃える猛火の華」のこと。通常よりも大型のキャンプファイヤー炉を設置し点火を行います。1日目のフィナーレに相応しい巨大な炎を演出します。
また、ファイヤーパフォーマンス集団「ゴロピカ」による和太鼓やジャンベの生演奏に合わせて、炎が舞い踊る大迫力のファイヤー・ショーを開催します。
今年の会場はきたもっくが運営する宿泊型ミーティング施設「TAKIVIVA」で実施します。
メイン会場の多目的広場から徒歩5分、18時45分開場19時から開催になります。移動は暗いので各自ランタンをご用意くださいね。
④火通の森
2日目の朝、祭りから一夜明けたおしぎっぱの森で余韻を感じながら静かな炎で囲みます。初日の残り火で焼くねじねじソーセージパン(予約締切となりました)は格別です。
また、朝の森はとっても気持ちがいいです。キリッとした寒さに思わず背筋がのび、温かな太陽の光が体の緊張が少しずつほぐされていきます。余裕があればぜひ散歩してみてください。
さぁ、狼煙をあげよう
コロナ禍で1年先もどうなっているかわからない不安な時代。 そんな時こそ火を育て、未来に向けて狼煙をあげよう。きっとその狼煙はあなたの見失ったヒラメキやトキメキを示す「光」となるはず。
さぁ、浅間山の麓で、ともに狼煙をあげましょう。スタッフ一同お待ちしております。
■キャンプ場北軽井沢スウィートグラス■
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