キャンパーにおすすめしたい。冬キャンプがやりたくなる10の魅力

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こんにちは!キャンプ場スタッフのまっちゃです。

本格的な冬が到来!冬キャンプの予定を立てている方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回はまだ冬キャンプを経験したことがないキャンパーの方向けに冬キャンプの魅力をドカーンとお伝えします!

※2021年10月16日に公開した内容を再編集しました
※写真は過去に撮影したもので、最新の場内の様子ではありません

昔に比べたらだいぶ普及した冬キャンプ。みなさんはどんなイメージをお持ちですか?「寒い」「キツい」「スキルが必要」などと、グリーンシーズンに比べてハードルが高いと思っている方も多いのではないでしょうか。

冬キャンプ最大のハードルは「寒さ」。北軽井沢では冬シーズンの最低気温は-15度。移動中は路面凍結に注意しないといけないですし、凍らせたくないものは冷蔵庫に入れないといけないくらい寒いです。準備や対策を怠ると痛いめにあいます。

過去のブログに北軽井沢の冬で気をつけたいことをまとめた記事があります。ご参考ください。

ただ、私たちスタッフは皆さんのキャンプを全力でサポートさせていただきますし、炊事棟ではお湯が使えたりなど冬キャンプを快適に過ごせる対策をご用意しています。

そして何より、ハードル以上の魅力が冬キャンプには詰まっています。

今回のこの記事を読んでイメージを膨らませ、冬キャンプを始めるきっかけとなれば嬉しいです。

ではさっそく。冬キャンプの魅力は以下の10です。

①夏に比べて利用者が少ないので、静かに過ごせる

キャンプ場のスタッフがこれを言っちゃうのは心苦しいのですが、夏に比べたら利用者が少ないため、比較的予約を取りやすく、人気のサイトや施設を利用できるチャンスがあります。また、繁忙期のような混み具合がないため、静かに過ごしたい方にはおすすめです。

でも、冬キャンプの需要は高まりつつあるので、何事もご予約や準備はお早めに。

②虫がいない

虫嫌いの方には朗報です。冬のキャンプでは虫に出会うことはありません。夏に出現する「蚊」「アブ」「ハチ」などの害虫に困ることはないでしょう。また、虫以外の生き物(「ツキノワグマ」や「ヘビ」など)も全てではないですが冬眠に入ります。

キツネ、イノシシ、カラス、野良猫は冬でもウロウロしているので、ゴミの管理にはご注意を。

③晴天率が高い

※参照:whether news「天気予報でよく聞く「西高東低の気圧配置」って?

夏の間は降水量が多く、ゲリラ豪雨など急な雨に注意をしないといけません。反対に冬の間は降水量が少ないので、急な雨の心配は少ないしょう。これは「西高東低」と言われる冬型の気圧配置が関係しています。

北から冷たい空気が日本海側に流れこみ、海上で水蒸気を蓄えて日本海側は雨や雪になります。水分を落とした雲は、山を越えたら「乾燥した風」となり太平洋側に吹いていきます。よって太平洋側の空気は乾燥していますが、晴れとなります。

最近の北軽井沢では、日本海側の雨雲が到達することは少なく、晴天の日が多いです。ただし、西高東低の気圧配置が緩み、南海から低気圧がやってきた場合(南海低気圧)は雪もしくは雨になる可能性があるのでご注意ください。この場合、東京でも雪になることが多いです。

④冬の星空は最高

 

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天気のお話で説明した通り、冬の太平洋側は空気が乾燥しています。よって空気中のチリや水蒸気が少ないため澄んだ空気となり、星が一段と綺麗にみえます。上の写真はお客さんがふたご座流星群の時に撮影された様子になります。とっても綺麗!

北軽井沢は標高約1100mの高原地域。満点の星空を楽しむことができます。乾燥したキリッとした寒さの中で観察するのもどこか高原らしさを感じる魅力のひとつかと思います。代表的な星々として「冬の大三角形」や「冬のダイヤモンド」を観測できます。星空観察に特化したキャビンもあるのでおすすめです。

⑤焚火を愉しむ

みんな大好き焚火。冬の焚き火はより火の暖かさを実感できるでしょう。パチパチとはぜる音を聞きながら、火の温もりをカラダで感じる。焚き火で湯を沸かしてコーヒーを淹れる。なんて幸せな時間でしょうか。エアコンや電気ヒーターにはない自然の温もり。日常で忘れかけていた人間の本能を呼び起こさせます。

火の愉しみ方についてはこちらの記事をご参考ください。

⑥暖かい料理でカラダもココロもホットになろう

冬といえば暖かいお鍋やスープですよね!寒い中ハフハフしながら頬張るあったか料理は身もココロもホッコリしていきます。

私が前シーズンに試したのは土鍋で作った「おでん」です。「土鍋」というところがポイントで熱伝導率が低いので保温力がよく、具材もふっくらと仕上げることができます。「おでん」と「熱燗」を組み合わせたら敵なしです。これこそ寒いからこそ楽しめる魅力ですよね!

アウトドア料理に不安がある人は下ごしらえが済んだ状態でお渡しする予約食材がございます。冬限定の食材もあるので一度チェックしてみてください。

※ご予約締め切りはご利用日の前日15時までとなります。

⑦雪遊びができる

冬キャンプが好きな方は雪上キャンプに憧れる方も多いのではないでしょうか。スウィートグラスでも雪が積もれば当日予約でご来場される方もいらっしゃいます。

また、キャンプ場をベースキャンプとし、周辺にあるスキー場を利用したり、スノーシューツアーに参加したりするお客様もいらっしゃいます。

「④晴天率が高い」でも前述した通り、北軽井沢は南海から低気圧がやってきた場合、雪が降る可能性があります。年々雪の量は減ってきてはいますが、毎年真っ白な雪景色を見ることができます。雪が積もった時はスウィートグラス公式インスタグラムやnoteで投稿するので、チェックしてみてください。

スキー場やツアーに行かなくても、雪で飲み物を冷やしたり、手作りアイスを作ってみたり、雪だるま作りやソリ遊びなど、十分楽しめます。

ただし、チェックアウトをするときまでに現状復帰することが前提なので、マナーを守って楽しみましょう。

▼ note:冬期はほぼ毎朝更新

⑧冬しか見られない素晴らしい景観

澄んだ空気は、星空だけでなく景観にも関与し、遠くの山や景色がはっきりと見ることができます。北軽井沢では雪化粧した浅間山をテントサイトから見ることができ、それだけでお酒が飲めちゃうくらい最高です。

また、積雪したときは「森」へ足を運んでほしいです。雪が音を吸収しているため「静寂に包まれた銀世界の森」を見ることができます。スウィートグラスには「おしぎっぱの森」という広葉樹の森があります。冬鳥やホンドリスを観察することもできるのでご来場の際はぜひお立ち寄りください。

⑨コテージ・キャビンで薪ストーブのある暮らしを体験

スウィートグラスのコテージ・キャビンは全棟に薪ストーブを設置しており、薪ストーブのある暮らしを体験することができます。論より証拠。まずは下の動画を観てみましょう


FIRESIDE COTTAGE from sweetgrass on Vimeo.

いかがでしょうか?「薪ストーブのある暮らし」憧れますよね!この動画の施設はスウィートグラスにあるファイヤーテラスコテージがモデルとなっています。

北欧諸国では蛍光灯のような明るすぎる光ではなく、外との調和をはかり、キャンドルのやさしい光だけで夜を過ごす習慣があります。私たち日本人はもしかすると明るすぎる生活をしているのかもしれません。薪ストーブやキャンドルの火で部屋を照らして暮らしてみることで、人と人との距離が近くなり、ココロもあたたかくなるはずです。

テント泊は難しそうとお考えの方にはコテージ・キャビンがおすすめなのでぜひご検討ください。

⑩温泉サイコー

こちらで説明が必要ないくらい冬の温泉は最高ですよね。キャンプで冷えた体に温泉が染み渡ります。これぞ日本の文化。

北軽井沢周辺には言わずと知れた3大名湯の「草津温泉」があり、45分程度で行くことができます。その他にも近場で温泉施設はございますので、お気軽にスタッフまでご相談ください。

さいごに


↑北軽井沢周辺も素敵な場所がたくさん

基本的にキャンプは面倒なことが多いです。しかしそれをいかに楽しむかがポイント。なので事前の準備や下調べは重要ですし、余裕のあるスケジュールも大切です。個人的には中日をゆっくり過ごせる2泊3日がおすすめです。

さぁ!今年の冬は冬キャンプに挑戦してみましょう

■キャンプ場北軽井沢スウィートグラス■

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