タキビバ事例紹介
見通せる未来を変えたい人へ!現状を見つめ直し、個人も組織も強くなるヒューマンバリューの合宿プログラム
2020年9月にオープンした「TAKIVIVA-タキビバ-」、最近では年間約100~120組の利用があり、リピーターは半数を占める。オープンから5年経ち、良い合宿が増えた実感がある。
良い合宿とは何か?一例として、ヒューマンバリューが企画する研修プログラムがある。
株式会社ヒューマンバリューとは?
「人」と「組織」の成長を支援するコンサルティング企業。トップダウンや一方的な指導ではなく、内部の意見を尊重し、対話や経緯を重視しながら共に歩む。人・組織・社会によりそいながら、より良い社会を実現するための研究活動、人や企業文化の変革支援を行っている。
2024年にタキビバで社内合宿を実施。以降、タキビバの意図ある場づくりときたもっくの思想に共感し、イベント・セミナーなどの会場としてリピートしてくれている。
現在、2026年10月に行われるタキビバでの合宿プログラムの参加者を募集中だ(申し込み10月8日(木)まで)。
▼下記リンク内②「自分に立ち戻り、組織にエンゲージする脱境界の体験-バウンダリーレスエクスペリエンス-」
変えたいと願う人に、種を蒔くコツと勇気を届ける「脱境界の体験」
昨年も同内容のプログラムを実施した。その様子をタキビバスタッフに聞いてみた。
特徴は大きく3つ
①余白が多く、話し合いながら過ごし方を決める
②合宿のみで終わらず「日常」につなげるプログラムが続く
③「わからなさ」に寄り添い続けるメンターがいる安心感

①余白が多く、話し合いながら過ごし方を決める
合宿滞在中のプログラムは、余白が多く自由度が高い(決まっているのは、タキビバという場の背景を知るためにきたもっくの6次産業化ツアーから始まることと、夜に振り返りの時間を設けていること)。
▼振り返りと言っても、焚き火を囲んで感じたことを共有するざっくばらんな時間

昨年は、ジャックオーランタンをつくる参加者がいた。合宿前のオリエンテーションの場で、きたもっくやスウィートグラス、タキビバの情報を調べた参加者から「やってみたい!」と声が上がり、実現したそうだ。

自由な反面、何をしたらいいか不安にもなる。不安を和らげるために合宿前のオリエンテーションからタキビバスタッフも参加し、施設の備品や食事、アクティビティなど出来ることを提示する。やりたいことをみんなで話し、主体性のある場になるよう手助けをしている。
▼寝方ひとつでも、1人部屋個室-ReGo-、数人の大部屋、庭にテント泊……と選択肢は多い。調理方法も、炊飯器、ガスコンロに鍋、炭火にライスクッカー、薪から焚くかまどごはんなど。食事メニューもみんなで相談、食材を持ち込んで自炊、近くのカフェでランチ、タキビバスタッフが提供などいろいろ




②合宿のみで終わらず「日常」につなげるプログラムが続く
合宿が終わって解散ではなく、振り返りが手厚い。非日常の体験を日常に落とし込むフォローが抜かりない。合宿で得た体験を抱いてそれぞれが日常を過ごし、また集って対話をするという参加者同士のフォローを重ねる中で「あの体験はなんだったのか」「どんな変化につながっているのか」がゆっくりと結晶化されていく。日常側のフォローは「送り出しメンバー」が担うそうだ。
送り出しメンバーは、参加者が所属する組織の人にお願いしている(組織の代表や部長、課長、リーダーなど。任意なので、いなくても合宿には参加可能)。
③「わからなさ」に寄り添い続けるメンターがいる安心感
参加者のみならず、送り出しメンバーとも相談しながら2月まで会期が続く。「人と組織はどうすれば変化できるのか」人材開発・組織開発の研究と実践に40年間取り組むヒューマンバリューのスタッフがメンターにつく安心感。
とことん自分と向き合い、きっと唯一無二の宝ものみたいな体験になるだろう。
自然に身を置くことで得られる主体性
一人ひとりの主体性・創造性を尊重するヒューマンバリューの哲学と、「自然に身を置く」キャンプやタキビバとの親和性は高い。
ホテルのような宿泊施設とは異なり、スウィートグラスやタキビバは選択肢が多く、自由度と引き換えに大小さまざまな判断が必要になる。自然の中で過ごすとは、人にとって良い条件ばかりではない。天気や気温は制御できないので、こちらが合わせる必要がある。天気予報を見て、服装や道具を準備する。登山ほどではないが、きちんと下調べし、準備をしないとケガや事故のリスクが高まる。個々が主体性を持っていないと自然と隣り合わせの場所では暮らせない。
やってみる事で知る価値観
かまどでごはんを炊いたことがあるだろうか?いざ初めてやってみると全然出来ない。家ではスイッチ1つで簡単に炊けるごはんも、水の量、火の調整、火から下ろすタイミング……さまざまな「良い塩梅」で成り立っていることを実感する(はたで見ているだけでは簡単そうなのに出来ない正体は、塩梅は感覚、音・におい・火加減で判断するから。失敗しながら学んでいく、経験の大切さ)。

知識として知っているつもりでも、その場でしか得られない感覚・感情がある。やってみないと出てこない感情、知らない自分の声がある。予期せぬ価値観に出会う、目からウロコ、海外旅行と同じ、頭をぶん殴られる感覚。
やってみた人には想像力が備わる。経験した感情に、同じような境遇に、相手に配慮ができる。自分に自信がないと、意思決定や判断が大きなストレスになる。これで良かったのか?と、答えのない問いをぐるぐる考える。やってみた、蓄積した経験は、判断根拠の一因になりストレスを軽減してくれる。
だから、予期せぬ価値観にたくさん触れた方が良い。知っている世界でぬくぬくせずに、知らない世界に飛び込むおもしろさ。今まで見えなかったものが見える楽しさ。海外旅行に行かなくても、だれかと話したり、図書館に行ったり、本を読んだり、博物館や美術館に行ったり……新しい視点はそこら中に転がっている。
自分と向き合う
都会は情報があふれすぎて、いつの間にかスルースキルばかり上達していないか?広告のあおり文句、車や電車の通行音、夜も街灯が明るい。通行人の目に、香水のにおい…勝手に流れ込んでくる情報におぼれないように、知らないうちに鈍感になる。自然の中に身を置くと、閉じていた感覚が戻ってくる。地面に寝転ぶと草と土のにおいがする。背中がごつごつする、空が広い。風が心地良い、自分の心臓の音が聞こえる。
きっと、自然の中に居た方が、そこら中に転がっている視点に気づきやすくなる。発見したことは、ぜひ、近くの人に伝えて欲しい。おしゃべりしたり、写真を見せたり、絵を描いたり、方法は何でもいい。何かを感じ、発信することで、自分の思考が整理され深まっていく。
常識やマナー、大人なんだから、いい歳なんだから、男なんだから、女なんだから……。知らぬ間に型にはまっている自分がいる。きっと、そんなことにも気づくかもしれない。
お米は炊飯器が炊くものと思っていたので、鍋で炊けることに驚いた経験がある。以降、おこげが恋しくキャンプ以外でも自宅で鍋炊き飯をときどきする。小さいながらも世界が広がった瞬間。
いろんな立場で考える
他人の視点を得ると、正解が1つではないことに気づく。あちらを立てればこちらが立たず、私の正義はあなたの正義ではないかもしれない。全員の言い分を受け入れることはむずかしい。状況は刻々と変わる。今は、昔の積み重ねではあるが、常に新しい状況。「今までは、こうだった」は必ずしも通用しない。AIは、世界の誰かが知っていることを教えてくれるが、誰にも知らないことなんて、まだまだたくさんある。
「こういうときにどうするか?」いろんな立場で考える。冷静に、集められる情報を並べ、ちょうどいいバランスを探る。途中で考え方が変わってもいい。新しい価値観・判断基準が加われば、考えはおのずと変化する。
大きすぎる問題は「ちっぽけな私に出来ることはない」とシャットダウンしがち。でも、みんなで少しずつ背負えば荷物が軽くなるかもしれない。できる人に頼るのも大切。そのうえで、自分に何が出来るのか、考え続けることが主体性や創造性を育む第一歩なのかもしれない。
大人の真剣はおもしろい!発見の場になることを願う。
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