同じ境遇の人とつながる=心強い仲間を得る、キャンプスタッフ交流会を実施

やっと雪が解けた4月上旬、キャンプスタッフ交流会をタキビバで開催した。

関東や三重から17名、老若男女、社歴も1~10年以上とさまざまなキャンプ場スタッフが集まった。きたもっくからも運営スタッフを含め16名が参加。
まずは、きたもっくの事業・取り組みの説明。きたもっく代表の福嶋と事業戦略室の土屋から話があった。「同じ志を持つ仲間が居る=心強い!」「まだ未熟だったキャンプ業界を産業化する上で、自社のみではなく他のキャンプ場とも情報をオープンに協力することで、発展することができた」という話が印象的だった。

その後は、A~Fまで4・5名の班に分かれてフリートーク。自己紹介から各担当する業務の話、抱える課題や楽しい瞬間などを共有、情報交換を行った。共通した課題は多い。

コロナ渦の行動制限の中、三密を回避するキャンプが注目をあび、周囲に新しいキャンプ場が増えた。対して、2023年5月にコロナが5類感染症へ移行、行動制限が緩和してからは徐々にキャンプブームが落ち着き、じりじりと危機を感じている。

フリートーク後半に企画者からお題が出た「これからどうするか」。ブームが下火になりつつあるのは、若手でもなんとなくわかっている。時代の流れに身を任せるのではなく、個々が考え、小さな事でもアクションをする。自分ごととして考えるきっかけになったのではないだろうか。

「興味・関心を持つことで解像度が上がる」土屋が取り組み説明の中で発した言葉につながるものを感じた。

参加者からの感想として「情報をオープンにする文化にびっくりした」、「スタッフを交換して働いてみるのもおもしろそう」などの声があった。

この会を企画したスタッフは、若いときに他キャンプ場との交流機会があり、相談できる人が居る、他キャンプ場とのつながりがとても良い経験になっていると話す。今の若手スタッフにもその機会をつかんでほしい。

刻々と変化するアウトドア需要…キャンプ業界でいかに生き残るのか。ライバルと決別するのではなく、悩みや課題は共有しつつ、地域に根ざしたオリジナリティを育てていきたい。