きたもっく協業の建築「暖居」が2025年度 グッドデザイン・ベスト100を受賞

有限会社きたもっく、御手洗龍建築設計事務所、とおい山株式会社の協業による建築作品「暖居(だんきょ)」が、「2025年度 グッドデザイン・ベスト100」を受賞した。

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詩人・谷川俊太郎氏の北軽井沢の住宅の離れとして計画された、約10㎡の小さな小屋は、厳しい北軽井沢の自然の中で「暖かな居場所」と「自然との一体感」を提供する空間を目指して設計された。

土中環境への配慮から、敷地のナラの木4本に引っ掛けるユニークな構造を採用し、地面から約1.5m浮かせて建設。
これは、きたもっくが長年培ってきたツリーハウス制作のノウハウを応用したものだ。また、火のある空間づくりの知見を活かし、小屋の中心には薪サウナを設置。内装には自社で伐採・製材した地域の広葉樹材を利用した。

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今回の「暖居」の受賞を機に、特異な技術力と自然資源活用のノウハウを活かし、今後もこの地域ならではのプロジェクトを積極的に展開していく。