きたもっく仕事図鑑13
冬をみんなで彩る仕事
カラフルな木の葉がすっかり地面に沈んで、モノクロームの森に変わる12月。気温はどんどん下がり、空気はますます冴えわたる。
「今年も冬がきたね」そんな挨拶には、喜びの中に不安がにじむ。これから4ヶ月間以上も、骨身にしみる寒さがつきまとうのだから。
「クリスマス」の起源は、冬至の祝いとも言われる。本格的な冬将軍を迎える時期に太陽の輝く時間が延びはじめる…自然は厳しくも優しいのだ。
寒い国に住む人々が、冬の訪れを祝って飾るオーナメントには、春へ向かう祈りと覚悟がこめられているのだろう。
緑を絶やさないモミの木は希望の象徴。薪ストーブで乾かしたオレンジやツルウメモドキの実で飾ると、私たちの心にもあたたかな光が灯った。
- 勤務地
- 北軽井沢スウィートグラス
- 繁忙期
- 冬