焚火に集う 宿泊型ミーティング施設 「TAKIVIVA」始動!

最終更新日

きたもっくの新事業「TAKIVIVA タキビバ」が9月1日オープンとなった。

さぁ話し合え、と言われて簡単に話せるようならいつもの場所で構わない。膠着している対人関係の、どうにもならない状況を変えるためのスイッチが「焚火」であり、それを最も効果的に活用できるのが「TAKIVIVA」だ。

ビジネスでの利用なら、業務提携をしたスコラ・コンサルトが提供するビジネス合宿サービス「TAKIBIcation(タキビケーション)」を活用できる。火を見ながら肩の力を抜いて“真面目”な話をしたり、不慣れな裸火を前に肩書抜きで料理をすることによって、会議室とは異なる反応が生まれる。本音で語らえる状況づくり、顕在化した問題を解決し乗り越えていくための相互理解を進めるプログラムを、合宿当日はもちろん前後までサポートする。

ビジネス以外にも、ウェディングパーティーや商品発表会などの日帰り利用も可能だ。樹上アスレチック施設スウィートグラスアドベンチャーを含めたアクティブプランや、地域資源活用の最前線現場の見学ツアーなど、利用者の希望に合わせたプランニングができる。

直接顔を合わせなくてもいいという社会にあって、焚火を介して人と人のディスタンスに問いかける、きたもっくの新たな挑戦だ。

 

離合を繰り返す、内と外のデザイン

施設は野外エリアと宿泊施設に分かれる。

野外エリアには、薪かまどを備えみんなで料理を楽しむ「炊火食房」。大人数で火を囲む「炎舞台」。薪づくりや焚付けゲームを楽しみ、少人数で火を囲み語らう「火野間」。

宿泊施設は、岡山県西粟倉村のようびがデザインした「SHELTER」。ラウンジにも早変わりする多目的ミーティングスペース、ラボと呼ばれる少人数用ミーティングスペースを備える。宿泊部屋は「ReGo」と呼ばれる個室で、離合とRe(再び)Go(行く)をかけたユニークな造語だ。驚くほどに低い天井と仄暗い廊下は、不思議と落ち着く。プリミティブな野外空間と、守られているような安心感を得られる室内空間の対比も面白い。

TAKIVIVAに宿泊できるスウィートグラス主催イベント「Takibi-Do Camp(焚火道キャンプ)」が9/19~22で開催される。薪づくりの過程を見て、焚火ごはんで舌鼓を打ち、二度上山にハイキングして、誕生したばかりのTAKIVIVAの野外エリアで宿泊する。スウィートグラスのファンならずとも楽しめる内容だ。