きたもっく・地域資源活用事業部によるポータルサイト 「あさまのぶんぶん」がオープン!

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きたもっくの地域資源活用事業部が展開する様々な事業内容を包括したポータルサイトが完成した。

あさまのぶんぶん│浅間でぶんぶんやってます

薪の製造販売(あさまの薪)、薪火暮らしの提案・薪ストーブ設置施工メンテナンス(あさまストーブ)、樹木の伐採・剪定(アーボリ)、養蜂(百蜜)など、持続可能な「身近な山とのお付き合い」を感じられるコンテンツが並ぶ。これまでバラバラに見えていた各事業の関連性とともに、サービス内容を分かりやすく表現した。

サイトの名前は「あさまのぶんぶん」。血気盛んなスタッフのやる気、木を伐るチェーンソーの音、蜜蜂の羽音、小規模で効率的なエネルギー循環が、勢いよく回る「ぶんぶん」という言葉に込められた。身近な山がもたらす、ずっと先まで安心して過ごせる安定感とワクワクする可能性を、エンドユーザーに届けたい。

同じ名前を冠したイベント「あさまのぶんぶん祭り」を開催する。昨春に好評を博した、庭や花木からつながる山との関係をテーマにした「庭とき」が元になっている。当日は会場内の随所で焚火が焚かれる。薪づくり、中古薪ストーブの販売、チェーンソー講習、生はちみつと蜜蝋のワークショップ、秋植え球根や宿根草の販売、薪火料理や石窯ピザの出店など盛りだくさんの内容だ。

開催日│9/26(土)27(日)10時~16時 ※荒天中止
会 場│ルオムの森(入場無料)

ルオムの森の洋館では、「あさまのぶんぶん展」を企画。山で伐り出された木がエンドユーザーに届くまでの物語などがギャラリースペースに展示される。見て回ることで「自然の循環」が感じられる内容だ。

 

あさぶんが取り組む山の循環

あさまのぶんぶんが取り組む「循環」で注目して欲しいのは、自然環境に限定していない点だ。人が健康に暮らしていくためには、経済・エネルギー・山に携わる人の働き方にも切り込む必要がある。また、エネルギーを生み出している身近な山に興味関心を持ってもらうことも重要だ。

木を育てる、薪エネルギーを作るといった個々の作業がうまく連携し、流通、販売、消費までを地域内(35km自給経済圏)で一貫して行うことで、計画的伐採や安定雇用が可能となる。1次産業から6次産業までを組み合わせて、生産から出口までを繋ぐ事業モデルができれば、日本の各地域にも転用できるかもしれない。

浅間北麓は広葉樹林が広がっており、それを利活用するスキームを作っている。地域によって植生や条件は異なるため、同じ方法を踏襲することはできない。しかしそれは、各地域固有の魅力に変えていける可能性でもある。山を知ること、木を知ることで、新たな価値に変えていくことができる。自然のサイクルに無理なく沿うような「循環」を目指したい。