環境省主催 migakiba 完走
環境省主催「migakiba」の全体発表会が東京で行われ、150日間の全日程が終了した。migakibaは、環境省が主催する令和4年度ローカルSDGsリーダー研修事業。さまざまな資源や文化を域内外の視点から磨き上げ、地域に持続的な好循環を生み出すための実践型人材育成プログラムだ。
本年度は、7つの地域(北海道勇払郡厚真町、宮城県石巻市、群馬県長野原町北軽井沢、富山県南砺市井波、京都府京都市京北、香川県三豊市、沖縄県うるま市)を舞台に、全国から集まった41チーム139名が、リサーチとディスカッションを重ねながらプロジェクトを構想してきた。きたもっくは北軽井沢地域の現地事務局として、参加者に伴走しながら密度の高い対話を促してきた。
北軽井沢地域には全国から6チームが参加。広島県久比、群馬県渋川、山梨県富士見、神奈川県真鶴、千葉県銚子、群馬県水上。年齢も職種もさまざまながら、いずれも地域未来の創造に真剣に向き合っている人たちが集まった。
フィールドワークでは、きたもっくの地域資源を多面的に活用する循環型事業や、長野原町が実践するバイオマス活用推進計画などについて学びを深めた。夜には焚火を囲み、それぞれの地域課題や未来への想いを語り合った。
150日間という長期プログラムを通して、個のパッションを何度も確かめながら、空中分解寸前でもチームの対話を諦めず、すべてのチームが完走し、それぞれの高い熱量に基づいた着地へとつながる、まさに原石が磨かれていくプロセスとなった。きたもっくにとっても、自分たちの事業や地域への解像度が高まり、新たな問いに気づくことができた。
地域の未来を創造していくとは、地域内外の同じ質の志をもつ仲間と出会い対話をすることが起点となる。migakibaで出会った全国の仲間との縁から、さらに多くの出会いと交流を生めるようにしていきたい。