山の暮らしネットワーク「薪の輪」

軽井沢町をはじめ、隣接する御代田や北軽井沢への移住者が増えている。これまでも自然の中で暮らしたいとする人は多かったが、働き方の変化も手伝って、転入者増が続く。

自然豊かな浅間高原での生活は、厳しい寒さ対策抜きには成り立たない。きたもっくでは、地域風土に即した再生エネルギーとして、薪を製造・販売し、火のある暮らしを提案してきた。薪は、自社山林での伐採や、地域残材として回収した木材から作られ、計画的に伐ることで山の活性化を促す。持続的に山から恵みを得る方法だ。

昨今各地で計画されている大規模な木質バイオマス発電は、活用可能な埋蔵資源量の算出が甘く、地域の山との持続的な産業構築が難しい。また、そういった大規模な発電所でできたエネルギーは地域内での利用よりエネルギー利用の多い都市に分配され地域内循環がされない例が多い。

一方、自給自足できて再生可能なエネルギーである薪は、規模が小さく産業化が難しいが、地域内で入手・利用しやすく、活用可能資源量(供給)と利用量(需要)を合わせやすいという特徴がある。

きたもっくでは通常の薪販売に加えて、「薪の輪」という会員制度を設けている。年会費を払うことでお得に薪が買えるだけでなく、薪を使うことで、身近な山とのつながりを意識するエシカルな観点も含めた制度だ。輪に加わったユーザーへ安定的なエネルギー供給を心がけ、安心して薪ストーブライフを送っていただけるよう、さらなる充実を目指す。

▼「薪の輪」の詳細