【超重要】ゴミ・食材の管理はキャンプで最も大切にして欲しいマナーです
キャンプ場スタッフのつぐつぐです。
「ゴミや食材の管理」はあまり注目されないマナーですが、実はとっても重要!!100年先もキャンプを楽しめるように、全員に守って欲しい…今回は、「ゴミや食材の管理」がなぜ重要か説明していきます。
(※2021年10月7日に公開した内容を再編集しました)
食べ物・ゴミを動物たちがねらっています
みなさんが住んでいる地域でも、ゴミ出しをするときは上にネットをかけたり、収集日の朝に出すようルールが決まっていたり、動物に荒らされないように対策をしていますよね。
キャンプでもゴミや食材を無防備に外に出しっぱなしにすれば、あっという間に荒らされてしまいます。
何の動物が…?とよく聞かれますが、圧倒的に多いのはカラスです。
▼「ビニール袋には、おいしいものが入っている」カラス界の常識になっているのかも…。
カラスは目が良い動物です。「おいしいものがある」と気づかせないために、食材には布をかけて目隠しをする、ゴミ袋は車やテント内に取り込むなど対策をおねがいします。
手を洗いに行く間、トイレに行く間…ちょっとでも宿泊場所から離れる場合も気を抜かずに対策をしてくださいね。
ノラ猫の被害もたびたびあります。
昔、キャビンのデッキ部分にBBQセットを置いていたところ、一部のお肉だけぽっかり抜き取られた摩訶不思議な事件がありました。
ドッグフードが盗まれたり、テーブルの上を物色するネコの姿を見かけたり。
▼ 建物の隅に猫の姿
施設のデッキ部分やテント内に入ってくることがあるので、食材の保管はクーラーボックスやコンテナなど密閉できる箱に入れてください。
拾われないゴミはどこへ行くの…?
カラスが盛大に荒らしたゴミ、自分のゴミだったら自分で拾いますよね?でも、関係のないゴミだったら拾いますか?
場内のゴミはスタッフが定期的に見回りをして拾います。これが場外に出て行ったらどうなるか。
あるとき、おしぎっぱの森を散歩していると、遠くの斜面に白く散らばっている物を発見。近くに見に行くと林間せせらぎサイト裏、カラスに荒らされたと思われるゴミがそのままになっていました。
自然の中では、落ち葉や倒木・生き物の死骸は昆虫やミミズなど「森のおそうじやさん」が時間をかけてきれいに分解、土に還ります。
対して、人間が持ち込んだビニール袋や食材トレーなどプラスチック製品は、土に還るまで気が遠くなるほどの年月がかかります。
エコバッグを使ったり、使い捨て容器を見直したりするように、ゴミの管理は誰でもすぐにできるSDGsです。人間だけじゃない、未来に大きく関わることだから、いろいろなルール・マナーの中でも最重要なマナーだと思います。
自然にゴミを持ち込まない、最後まで責任を持つ
意図的にポイ捨てをしなくても、無意識にゴミを落としてしまうこと、ありませんか?(ポケットに入れたアメの袋とか)「ついうっかり」はよくあります。
だから、自分のうっかりも他人のうっかりもみんなでカバーできるように、ゴミを見つけたら無理のない範囲で拾うよう心がけたいですね。
正しくゴミの分別をして、ルールを守って捨てるまでが「責任を持つ」こと。「これくらい、まあいいか」で雑な分別をしている人、いませんか?
▼ 悪い例、地域によって分別が異なります。きちんとルール確認を
炊事棟に残飯を流す人、生ゴミを放置する人、キャンプではNGですよ!!排水溝が詰まったり、次に使う人が不快に思ったり…。スウィートグラスでは、回収用のポリ袋を炊事棟に設置しています。必ず自分で回収してください。
▼ 悪い例「誰かがやってくれるだろう」その考えは禁物です。自分のゴミは自分で回収を
▼ カブトムシトラップが森に置き去りに…自分勝手な行動は慎んでください
他にはこんな生き物が住んでいるよ
スウィートグラスの周辺には、牧草地・畑・川・森、別荘が点々と。
森や川を伝って、通りすがりのクマがひょっこり顔を出してもおかしくない立地です。
場内ではあまり見かけないですが、キツネ・シカ・イノシシ・ムササビ・リス・フクロウなどなど野生動物がすぐご近所に住んでいます。
▼ おしぎっぱの森すぐ裏の畑に居たキツネ
▼ キャンプ場隣の牧草地を上から眺めるフクロウ
▼ おしぎっぱの森のナラの芽を無心に食べるムササビ
▼ 樹上回廊を渡るリスの足跡
▼ 大空サイトに残されたウサギのフン
ここに暮らしているのは、人間だけじゃありません。
クマ・イノシシにばったり出会ってしまったら?
スウィートグラスに限らず、自然豊かな場所に立地しているキャンプ場は多いです。
▼ ジェロニモの滝からわずか300m上流で見かけたシカ
大型哺乳類は滅多にひとけのある場所には出てきません(あちらが相当気を使って避けているもしくは、見つからないようにしている)。
もし、大型哺乳類(クマ・イノシシ)にばったり出会った場合
- 刺激しない(大きな声を出さない、近づかない、走って逃げない)
- そーっとその場を離れる
- 出没状況を把握したいので管理棟へ連絡
▼ キャンプ場となりの牧草地を掘り返すイノシシ(年に数回、場内にも迷い込みます)
臆病な生き物なので基本的に向かってくることはまれですが、ばったり出会ってしまったら刺激しないようにご注意を。野生動物はペットではありません。危険を伴うので、むやみに近づかないように。
まとめ
1994年9月23日にスウィートグラスは生れました。活火山浅間山の麓、なーんにもない原っぱに木を植え、土をならし、自然と対話しながら「心地いい」空間をつくる挑戦を続けて30年。
その間に、木はもりもり成長して、コテージやキャビンもたくさん建って、場内の様子はガラリと変わりました(昔の様子を見たい人はこちら)。
見た目はだいぶ変わったけど、ここの自然は変わらず。キラキラ輝くナラの新緑や、鮮やかな紅葉と真っ白い浅間山には毎年、心躍ります。
凍てつく、長く厳しい冬を耐えてやっと来る春。植物も動物も、ここに住む生き物全員一緒に厳しい冬を越えた同士だと思います。畏敬の念を持って接したい。
▼ マユミの実を食べるカラス
この景色・環境を護るためのマナーが「ゴミ・食材の管理」です。
ゴミ・食材は、動物に取られないようにしっかりと保管してください。ゴミが散らばってしまったら、拾ってください。
いろんな生き物が暮らす森があるから居心地のいい空間ができます。
この先、何十年、何百年とキャンプを楽しめるように。
「周りの人に迷惑をかけない」のがキャンプの大切なマナーですが「環境に配慮する」のも重要なマナー。
いろんな生き物が居ると思ってキャンプをすると、新たな発見があるかも。自然と仲良く、キャンプを楽しんでくださいね。
▼ もっと知りたい人はこちらも参考に
- キャンプで自然観察
- 水について考える
- 薪はどこからくるの?
■キャンプ場北軽井沢スウィートグラス■
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