「日本ラグビーの父」が繋ぐ人の縁

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先月25日のこと。アメリカからルオムの森の洋館を訪ねてお客様があった。来館したのは、ヘザー・ハンフリーズさん(81)。ヘザーさんの祖父は「エドワード・B・クラーク」という人物で、ルオムの洋館建造者である「田中銀之助」の盟友だ。銀之助とクラークは英国ケンブリッジ大学で研鑽を積み、帰国後は慶応大学へラグビーを伝えた。銀之助は日本ラグビー協会の初代名誉会長でもある。

日本で盛り上がりを見せたラグビーW杯を機にヘザーさんの来日は決まり、祖父の墓参りと合わせて、自身が幼少期を過ごした軽井沢や北軽井沢を巡った。洋館が当時のまま今も活かされていることに驚かれ、「人は、他人に名前を忘れられた時に二度目の死を迎えるけれど、みんながクラークを覚えている。祖父は幸せ。」と話していた。

洋館がこの地に建てられて、来年で百年を迎える。これまでの積み重ねの上に、これからの未来が描かれている。また訪れたいと言ってくれたヘザーさんの期待に応えて、繋がった人の縁を大切に、さらに魅力的な場にしていきたい。