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Kitamoc Academy

福島の山から群馬の山へ

の交流会

2022.3.26

−3.27@TAKIVIVA

山に実際に入って体感するアートワークショップ&トークセッションを通して、
山での生き方、そしてそこから見える未来を語り合います。

佐藤香

美術家
佐藤香

山の循環を守る林業を身近に体験できるこのワークショップは、2つの視点から山を感じる事ができます。

1つ目は「山を知る」体験。
自分達より大きな木が地鳴りを上げて目の前で倒れてその生命を終える伐採と、新たな生命がその地に宿される植樹に立ち会うことで、生命の循環を感じていただきます。また、林業で二度上山を守る福嶋代表と福島県で被災した阿武隈山にて林業で生きる青木さんの対話から、それぞれの山での生き方や未来への展望をお伺いし、山での生き様を学ぶ事ができます。

2つ目は「山で作る」体験。
二度上山の木は絵を描く材料や焚き火の資源になります。また、二度上山の土や、福嶋代表と青木さんの対話内容、北軽井沢の土地そのものが絵を描く材料になります。現代美術家の佐藤とともに、山の素材を使い、この日の体験で感じた事をもとに絵を描くワークショップを実施します。各自が制作された絵は、山での体験の思い出として、ご自宅にお持ち帰りいただけます。

それぞれの生き方、山や林業の未来について共有する対話の場です。

アーティストプロフィール アーティストプロフィール
  • 現代美術家 佐藤香は、2012年から主に日本各地のアートイベントで滞在、制作を行ってきました。
    滞在した場所で素材から探し、その土地を体で学ぶことをポリシーに、主に土・炭・植物など身近な自然素材を選び、それを絵の具にした作品づくり、または空間演出を行ってきました。

    その制作スタイルは、2012年東京芸術大学卒業展にて発表した「私の故郷、福島」で故郷の土を使用したことから始まります。2011年、東日本大震災がおきた直後、ボランティアで訪れた宮城県石巻市で毎日見た瓦礫の山の風景はとても絶望的でした。よく見ればひとつひとつは机やコップだとわかるが、呆然と見つめていると、「渦」に見えました。「もののなれの果てのカタチは渦なのかな」とふと考えました。そしてまた、お腹の中の胎児の丸まった形、若葉の芽吹く前など、始まりのカタチも「渦」だなと気づきました。自然界の終わりと始まりはつながっていて循環しているのだから、人もまた再生すればいいのだと。それから、私は渦をテーマに絵を描くようになりました。

    卒業制作時の、故郷=私自身の価値や尊厳を見つめ直すために故郷の土で制作した経験から、その土地の自然素材を使うことは、その土地や歴史を再認識することに繋がるのではないかと考えました。人と出会い、土地を歩き、物を食べるといった五感を使ってその土地を知ること、そこで生きてきた人の証を知ることに繋がると思います。そしてその証を知ることで、自分自身も歩んでいる道が、先祖や土地と繋がっていることを感じることができるのだと思います。その実感を持つ為に、土などのその土地の物で作品を作っています。

    また、美術家としての活動以外に、福島の山や耕作放棄地の再生に向けた茅事業にも取り組んでいます。
  • 1987 福島県田村市生まれ
    2012 東京藝術大学美術研究科絵画専攻 修士
    2010 東北芸術工科大学美術学部洋画コース卒業
    主な展示として
    2012 「会津・漆の芸術祭」
    2015 「大地の芸術祭」
    2016 「富士の山ビエンナーレ」
    2019  Plum Blossom Workshop2019」 (元智大学、台湾)

  • https://kaori9655.wixsite.com/painter

  • コーディネーター
    小池 英之

    大学院で情報工学を修了後、外資系IT会社に入社。現在は、デロイトトーマツコンサルティング合同会社にて、東日本大震災および原子力災害により被災した福島県浜通り地域の将来像の検討、商工事業者の事業再開・再生支援、自治体のまちづくりや移住・定住の促進支援、今後の地域を担う人材育成支援など、さまざまな復興支援事業に従事している。また、田村市産業人材育成塾にて、現代美術家 佐藤香さんのメンターを担当した。

    やまやま
    ワークショップ

    1日目 13:30~16:00
    2日目 9:30~12:00

    やまやまワークショップ

    • 「山を知る」

      きたもっくのホームマウンテン「二度上山」を散策、伐採の現場を見学した後に、みんなで植樹を体験します。

      「山で作る」

      (1日目)二度上山、そしてキャンプ場スウィートグラスの森を散策し、見つけた木や土を拾い集めます。
      (2日目)焚き火で残った炭と灰を使って、土と共に絵具を作り、1日目のトークセッションからインスピレーションを受けたイメージを描きます。作品についてプレゼンテーションや対話を重ねます。最後は、作品を額に入れて、そのままお持ち帰りいただきます。

    • ワークショップ作品

    やまやま
    トークセッション

    1日目 16:00~17:30

    やまやまトークセッション

    阿武隈山地に位置する福島県田村市都路町を拠点に、"阿武隈150年の山構想"のもとに活動する「あぶくま山の暮らし研究所」の代表青木氏と、弊社代表福嶋によるトークセッション。

    • 代表
      青木 一典

      旧都路村(現田村市都路町)に農家の4代目として生まれ、大学卒業後に就農。「農業は景観をつくる第一線の仕事」という言葉を胸に、耕畜連携の循環型農業を実践してきた。原発事故後は廃業し、ふくしま中央森林組合都路事業所に作業員として勤務。「人がいなくなっても木は残る。荒れたままにせず、自然の山に返す」との思いから、毎年モミジやカエデ、桜の木を植え続けている。

    • 青木 一典

    事務局長
    荒井 夢子

    田村市船引町生まれ。0歳から、地域づくりに情熱を注ぐ多様な大人たちに囲まれて育ち、その姿勢を受け継いでいきたい、と思うようになる。大学進学で上京し、社会人になってからは東京と福島の二拠点生活を続けながら、様々な職種を経験。福祉関係の国家資格を複数取得。親友とバックパッカーとして世界一周の旅にも出た。2017年から2018年にかけて、ふくしま中央森林組合都路事業所の旧オガ工場でイベントを開催したことをきっかけに、福島第一原発事故により放射能汚染された山の問題と向き合い始める。同市船引町でも「ことほく合同会社」を設立し、活動中。

    タキビバ

    アカデミーの会場となるのは、人心に火を灯す宿泊型ミーティング施設「タキビバ」
    国際デザインアワード『ASIA DESIGN PRIZE 2021』にて大賞を受賞。
    海外からも評価される「場の力」を、1泊2日を過ごす中で体感してください。

    タキビバ宿泊費や夕食・朝食代は、アカデミー参加料金に含まれます。

    https://takiviva.net

    programs

    1日目
    13:00
    チェックイン、イベント説明
    13:30
    やまやまワークショップ1(山散策、伐採現場見学、植樹、素材集め など)
    16:00
    やまやまトークセッション あぶくま山の暮らし研修所代表青木氏と、弊社代表福嶋による対談
    17:30
    夕食・焚火・対話・自由時間
    2日目
    08:00
    朝食・自由時間
    9:30
    やまやまワークショップ2
    (作品作り、発表など)
    12:00
    チェックアウト

    ※プログラムの内容や時間は、変更する可能性があります。

    outline

    開催日 2022年3月26日(土)13:00-
    3月27日(日)12:00
    メイン会場 群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢1990-5647
    タキビバ
    参加料
    (税込み)
    ひとり1泊2日 33,000円
    ※お支払い方法は現金のみ 
    参加料に
    含まれるもの
    • プログラム料
    • タキビバ利用料・宿泊料
    • 1日目:夕食
    • 2日目:朝食
    キャンセル料
    7〜4日前
    20%
    3〜1日前
    50%
    当日
    100%

    access

    アクセスルート

    ※時間は目安です。交通状況により変わります。

    お問い合わせ

    • 開催日の7日前17:00、または定員に達し次第、締め切ります。
    • キャンセルされる場合は、なるべく早くお電話でご連絡ください。開催日の7日前17:00以降から、キャンセル料が段階的に発生します。
    • 新型コロナウイルスの感染予防対策を実施していますが、社会情勢等により大幅にプログラムを変更したり、中止になる可能性もあります。
      ご理解の上、お申し込みください。

    Kitamoc Academy